浜松エアパーク旅2020.10


10月某日。

GOTOキャンペーンに乗っかり、浜松方面に遊びに行くことにした。
宿は、名古屋市内にとっておく。

京都駅から新幹線ひかりに飛び乗る。
平日、昼の新幹線はガラガラで、のびのびできてええですな。
京都から1時間ほどで、もう浜松駅に到着。
駅構内に、カワイのピアノが。

まずは、昼メシといきましょか。
せっかく浜松まできたので、『浜松餃子』をたらふく食うてみよう。楽しみやなー。

駅前から、通りをぶらぶらしてたら『浜太郎』駅前店が目についたので、入ってみた。すんませーん、1人ですー。
タッチパネルで注文なんすね。なるへそ。
では、この浜松餃子18個定食で。ご飯と味噌汁、漬物付き。
そして、地ビール🍺も頼んじゃお。

皿からはみ出すくらいの、餃子18個の円陣!スゲー!!

ビールを片手に、餃子🥟🥟をパクパク食う。
野菜の甘みが絶妙で、18個なんてあっという間。
ビールもすすむし、ご飯にも合う。
こりゃあ、ええわ!ウマウマ!!地ビールもスッキリしてて、メチャうまし。
夢中になって、餃子🥟とビール🍺とライス🍚のハーモニーを奏でていたら、あっという間に18個無くなった。

ごちそうさんでしたー。

ほろ酔いで『浜太郎』を出て時計をみたら、予想よりも昼をだいぶ過ぎてる。

コロナ禍で、いま観光施設は、たいてい16時とか、16時30分までんとこが多いからね。
のんびりしとる場合ちゃうな。急いでいこ。

浜松駅前から、バスに乗る。
航空自衛隊浜松基地広報館』、通称『エアパーク』が、今日のお目当ての場所だ。

その帰りに浜松城公園に寄って、お城も見たいが、どうも時間的にはギリギリか。
と、バスの中でスマホをいじくって調べている。

遠鉄バスに揺られて25分。歩いて10分。

航空自衛隊浜松広報館『エアパーク』に到着です!
やったーー!!
ちなみに入場料なんてありません。

F-86セイバーがお出迎えしてくれる。
うおー!カッケー!!

入り口からいきなり夢中になって写真撮りまくる。

羊好大尉のミリオタ大爆発!かっけーーー!

F-104スターファイターもあるよ!!
戦争マンガの金字塔・『エリア88』でも出てたやつ!
う、うおーー!!(燃え盛り)

実機の迫力たるや、筆舌に尽くしがたし!
撮れ!写真撮れ!!(パシャパシャ)

(ちなみに、まだ館内施設にも入ってません)

ハアハア言いながら、やっと館内に入る。

空対空ミサイル、サイドワインダー、スパロー、フェニックス!
エリア88』で、数知れず飛び交ってたよね。
マッコイ爺さん、ミサイルをもうちょっと安く仕入れてくれよ!(興奮)
ウホホ、レーザー誘導爆弾もあるよ!
夏見正隆さんの『レヴァイアサン』戦記に出てきたやつ!mk83レーザー誘導爆弾や!(大興奮)

ああ、『エリア88』、『ファントム無頼』ファンの心を、どれだけ鷲づかみにすればよいの!?

とにかく、写真撮れ撮れ!!(パシャパシャ)


F2の試験運用機。

よだれを垂らして、立体感を感じる。
アカン、エースコンバットしたなってきた。
フォースフィードバックジョイスティックコントローラ、実家から引っ張り出してきたろかな。
そうだ、そうしよう!


フンガ、フンガ、と鼻息荒くF1のコックピット周りへ。
舐めるように細部を眺めて、コックピット周りの写真撮る。(パシャパシャ)

尾翼の赤色サムライのエンブレム、かっけーーー!
百里第3飛行隊『兜武者』だって。

展示されてる実機の、迫力たるや!!(大興奮)


模型もあるよ!
空対空ミサイル、どーーーん!
対空機関砲も、お忘れなく!


「これ、メッチャ撃ちたいわー!」
と、40代のオバちゃんが唸っていた。
だよね!気持ちわかるよ!
脳内ドーパミンが戦時モードになるんだよな。
近接防空システムで、某国人民崩壊軍のパクリ空軍機をたたき落とすのだー!
とか、脳内興奮したまま、展示格納庫へ。


どーーーん!と、眼下に広がるのは、航空機実機の数々だあ!
ウヒャーー!
唖然とするしかない、展示格納庫の実物飛行機群。
スゴい、としか言いようがないやん。

誰か、もっと空自に予算つけたげて!

ブルーインパルスの機体もあんねんで!
カッコ良すぎて、血圧値とかコレステロール値とか、尿酸値とかいろいろあがっております。


子供とか、将来ある子らに、どんどんコックピット載せたげて!
今のうちに国防とか戦闘機とかの必要性を、すりこめすり込め!
国防費を削って、教育と福祉にまわせ、とかワケのわからんことをゆうとる、某共産な党の言うことに惑わされないようにな!





・・・ふう。時間内から駆け足で周ろ、とか思ってたけど、いろいろ長々と周ってしまった。

いったん、落ちつこう。疲れたし。

コーヒーを飲みながら、野外のミサイル展示を見て、心を和ませる。

ミリタリーな余韻にひたりつつ、今後の予定を確認。

時刻は3時半を回ったとこ。


ジェット機だ、ミサイルだ、ブルーインパルスだ、エリア88だあ!!とか時間をかけて大騒ぎしてたので、もはや浜松城観光には間に合わないもよう。
でも、これっぽっちの後悔もない。浜松城なんかでは、国は守れないのだからね!(洗脳済)

帰りのバス時間だけ見計らって、浜松駅に戻りましょう。

バス時間を調整するため、ボケーっと缶コーヒーを飲みながら空を見上げてみる。

うん、また来よう。もっと時間かけて、もっともっと戦闘機の写真を撮りまくってやるんだ。

浜松駅から、豊橋行きの鈍行に乗り込む。

前のボックス席では、静岡の女子高生たちが、男女四角関係についてアツく語っていた。

「A子ってば、二階の窓が開いてるっていって、よじ登ってB太の部屋に不法侵入してさー」

「えー、ハンザーイ」

三角とか四角とかいう問題やないな、と心の中で思いつつ、移りゆく景色をながめる。

夕陽が落ちていく時刻なのか、全天が真っ赤に染まって、驚くほど美しい。
ちょうど、列車は浜名湖に差しかかっていて、ぬけ感がすごいな。

「私がトイレに入ってんのに、アホな後輩がトイレの電気消しちゃってさー」
岡女子高生の話題は、いつの間にかアホな後輩の話に変わっていた。

なんのこっちゃ。B太の部屋に不法侵入したA子は、その後どうなってん。


名古屋に到着したら、18時で真っ暗。

地下街のエスカに潜って、食堂街をあちこちぶーらぶらしてみる。
名古屋メシで、夕飯なんにしようかな。

矢場とんか、はたまたひつまぶしなのか。手羽先も捨てがたい。
いろいろと悩んだ末、山本屋本店で味噌煮込みうどんを食うことにした。

まずは、ハイボールとポテサラ、うどんについてくる浅漬け。

ハイボールをチビチビやりながら、ポテサラとつけもんをつっつく。

はあー、うま。
ネギが甘いねえ。コーチンの歯応えと味わいはサイコーや。
メインの、エビ天味噌煮込みうどんを食べる。

味噌仕立て、固めのうどんが文化の違いを感じさせるなあ。美味しいおいしい!

うどん屋を出て、ほろ酔いのまま、地下鉄で栄駅へ。
ぶらぶら歩いてお宿ドーミーインプレミアム名古屋栄に投宿。

元々の素泊まり5千円が、じゃらんGOTO割引35%オフで3千円ちょい。

さらに、フロントで東海地方の地域振興券千円もらった。

ラッキー!明日はこれで矢場とん味噌カツを買おう!

買い込んでた手羽先をアテに、ホテル部屋飲み。
YouTube動画をみながら、ちょびちょびやってるうちに、華麗なる寝落ち。

翌日。

ドーミーインホテルの大浴場で、ゆったり朝っ風呂に入り、スッキリ爽やか。(ホコホコ)

朝の名古屋市内を散歩。
地下の喫茶店『コンパル』で優雅に朝食だ。

エビフリャーサンドとコーヒーを頼んで、モーニングタイムをゆっくりする。

名古屋の地下街をうろうろし、今日の晩めし『天むす』と矢場とんの『串カツ』を買い込み。

名古屋メシも満喫したし。そろそろお家に帰ろ。

その前に・・・。

新幹線ホーム『住みよし』の立ち食いきしめんを食うときましょうかな。
少し濃い目のお出汁が、きしめんとお肉にしみしみ。

美味い!もう、思い残すところはない。

浜松エアパークからの、名古屋旅はこれにて終了。
天気も良い、ミリオタグルメ旅でよかったよかった。

今度は、浜名湖で夕陽の写真でも撮りにいこうかな。

【おしまい】

瀬戸内お花見旅2021.3



3月某日。

うどん県へのお花見旅をすることにした。

高松・お花見、と検索してみると、瀬戸内海の『女木島』が候補にあがった。

そして、高松市内の名所、栗林公園内の桜並木。
両方行ってみるかい。

朝も早よから新大阪駅から新幹線に乗って岡山へ。

岡山駅マリンライナーに乗り換え、瀬戸大橋を渡り、高松には、お昼前に到着した。

女木島行きのフェリーの出発時間まで、少し余裕がある。昼メシはうどんをいただきましょうかな。

高松駅構内にある立ち食いうどんの老舗『連絡線うどん』に行ってみた。
あれ・・・閉まってる?こんなお昼時間帯に?
おかしいな、と思ってよく見てみたら、貼り紙が。
この1月から臨時休業だってえ?

ショックのあまり、3歩後ずさる。

のんびりとしたうどん県にまでにも、コロナの影響が及んでる。
私の愛する『連絡線うどん』が!
肉うどんを楽しみにしてきたのに!?

諦めて、改めて駅前のうどん屋メリケンや』へ行く。

この店はサイドメニューが豊富なので、まあ、これはこれでヨシとしましょう。

肉ぶっかけ小と、お稲荷2個、とり天マヨを注文。

讃岐うどんらしい、コシの強いうどんを、久しぶりにのどに流し込む。ウマウマ!

昼メシを済ませ、フェリーターミナルで乗船チケットを購入。高松港から、女木島までは、フェリーでたった20分。
料金も370円。
お気軽に瀬戸内フェリーを楽しめるのが素晴らしい。

出港の10分前からフェリーに乗り込み、船内を大人げなくウロチョロ歩き回る。テンションも上がって、なんだか興奮してきました。

おっと、そろそろ出港だ!甲板に出て、敬礼だあ!

高松港を、ゆっくりと離岸するフェリー『めおん2』号。

右舷に見えるのは、山上の夕陽がキレイな屋島
前回行った時は、タッチの差で夕陽は見れなかったが、それもまた良い思い出だ。
美しい夕陽なんてのは、そう簡単に見れないものだ。

島影や、キラキラ輝く海の波間をぼんやり見ていたら、あっという間に、女木島到着。

港のそばの観光案内所をながめていたら、『鬼の洞窟』行きのバスとか、島内巡りのレンタサイクルとかある。

女木島は、桃太郎の鬼ヶ島元ネタといわれ、島の奥には鬼の洞窟とやらがあるもよう。


洞窟の先に展望台があり、そこが桜の名所らしいけど、時間はかかる、と。

・・・うーん、めんどっちいな。
山上の桜も、どうもまだ咲ききってなさそうだし。
展望台はやめにして、近くの神社⛩行って、その辺の桜を愛でましょう。

港を出て、海岸沿いにずーっとお散歩。

瀬戸内の海。春の海。島の海!!
青空がどこまでも続く。海の向こうには、島影があちこちに。
絶景かな絶景かな。

海岸に立ち止まり、瀬戸内海の美しい光景に見惚れる。
桜は、あまり咲いてなかったけど、ぜんぜんいいや。

1時間後に、高松港に戻るフェリーが入港するので、港に戻って待つ。
今度は、もうひとつ向こうの男木島にも行きたい。
島猫が、ニャーニャー出迎えてくれるそうだし。

缶コーヒー飲んで待ってたら、帰りのフェリー来た。
高松に帰りましょう。

晴れの日の瀬戸内の春海。
ある意味、桜を見た、と言ってもいいで、しょう!

またまたフェリーから海を眺めてたら、すぐに高松港に到着。
今度こそ桜を見るため、琴電にコトコト揺られ、『栗林公園』へ。

あまりにも名所すぎて、今まで寄りつかなかった栗林公園。昨日から、夜桜のライトアップしとんのよね。

夜桜も良いが、昼間に普通にお花見しましょう。

やっと、見れた。桜の花見に来たんだった。
忘れとったわ。

まだ満開ではないけれど、美しい桜。
栗林公園はかなり広いので、ゆっくり歩いて見てまわる。
有料公園なので、アホみたいに人が押し寄せてないとこも、いいよなー。

風情あり、麗美あり、歴史あり。
落ち着く。

黙々と、いろいろ考え事をしながら、ゆっくり歩く。
ふぁさーっ、と舞い降りてきたのは、鷺か?

池の縁を、もたもた歩いとる。
人が多い所に、ワザと降りてきた感があった。

目立ちたいヤツなんかもしれん。無視してやろ。
そして、夜桜。

寒なってきた・・・。あまり遅くまではやめとこ。
もっと、真っ暗やと映えるんでしょうけどね。

わたしゃ、この後ホテル近くの焼き鳥屋で一杯ひっかける予定もあるので、帰らせてもらいます。

ことでん栗林公園駅まで歩き、瓦町でおりて。

定宿『ドーミーイン高松』にチェックインし、すぐに焼き鳥屋大吉にしけ込む。

ハイボールで1人飲み。
あーー、うめえ。
焼き鳥をサカナに、吉川英治三国志』を読み、飲む。

いい感じになって、焼き鳥屋を出る。
劉備は、関羽張飛義勇軍を率いてウロウロしとるとこ。
まだ、9時やなー。

とはいえ、コロナのせいか、飲食店はほぼ終わっとる。

パチンコ屋はあいとんで、北斗パチでも打っとくか。
そしたら、結構連チャンして、一万三千円お土産にくれた。

ありがとう、北斗パチよ!
これで、交通費はタダになったかな。
ご機嫌で、ホテルに帰還。

ドーミーイン名物『夜鳴きそば』をいただく。
あっさり支那そばが、小腹を満たしてくれんだよね。

そのあと、大浴場で思う存分手足を伸ばしてゆーっくり入湯。
フェリー花見の疲れを癒してくれる、ナイスな温泉。

部屋のベッドもふかふか。
歩き疲れもあり、すぐに深い眠りにつく。

むにゃむにゃ。
今年度の羊好大尉、ホントにお疲れ様でした。
誰もほめてくれないから、自分でほめとこう。
おやすみー。

翌日。

天気予報通り、香川県も朝から雨が降りだしているよう。

長居は無用だ、岡山駅に出て、新幹線乗って帰りましょ。

岡山駅ホームで、朝メシとして『倉敷ぶっかけうどん』で、おろしぶっかけ冷をすする。
定番の美味さよな!さあ、帰ろう!!

【おしまい】

神戸〜高松ジャンボフェリー旅2022.11

11月某日。

天気も良さそうなので、フェリー旅がしたい!
と、思い立ち、高松市内で宿を取り、リュックに荷物を詰め込み、お出かけ。

梅田から阪神電車で、神戸三宮駅へ。

神戸港から11時出航の、高松行きジャンボフェリーに乗船するのだ。
今日の好天なら、フェリーからの瀬戸内海は、たいそうキレイに見えるに違いない。

フェリーターミナル行きのバスに乗るため、バス待合室に座って待つ。
張り切って、早よ着きすぎた。

スマホをいじって30分ほど待ってたら、やっとバス来た。

以前、朝のフェリー便に乗った時は、ターミナル行きのバスも満杯だったが、今回は昼便だからか、乗客は私を含めて3人だけ。

5分で、フェリーターミナル到着。

ターミナル内を見渡すが、乗客はほとんどいてない。

心細くなり、窓口でフェリー乗り込みについて聞いてみたら、
「本日は、フェリー到着が30分ほど遅れますので、乗船もお待ちいただくことになってます」
だって。
急ぐ旅でもなし、ゆっくり待ちますけどね。

2階の待合室でスマホをいじってたら、ぽつぽつと乗客が増えだしていた。
11時過ぎ、ようやく乗船開始。
電子チケットをかざして、入船する。

以前にも乗った朝便のときは、乗船客は我がちに船内を走り回り、座席の確保、あるいは廊下スペースにゴザを敷いての場所取り争奪戦が凄かった。


対して、今日の昼便は、ガランとしてて、みなのんびりと椅子に座ったり、座敷スペースに横たわって、昼寝をしたりしてる。

フェリー旅が目的ならば、のんびり昼便がベストかも。そのかわり、高松港に着くのは、ほぼ夕方で、フェリー船内で1日つぶれるけど。

いよいよ、神戸港を出航。

お昼の瀬戸内海航行のはじまりや!

出航から、最上甲板に寄りかかり、ぼけーっと航行をみる。
少しずつ遠ざかっていく神戸の街を、海から眺める。
貨物船が並走してる。
かもめが、気持ちよさそうに飛んでいる。
青空がどこまでも広がる、瀬戸内の海。
マスクも外して、海の上で深呼吸。気持ち良いねー。

明石海峡大橋に差しかかる。もう、明石沖、淡路島沖まできとるんよね。

海峡大橋は、本日見晴らしサイコー!
大橋、橋下を通過でござる。
テンションはMAX。

こういう絵は、フェリーからしか見えんもんね!ウフフ!

ここから先、小豆島に寄るまでとうぶん沖合いを航行するので、甲板からはひっこむ。
船内の椅子に座って、缶コーヒー飲んだり、スマホをいじってみたり、窓から海の景色を楽しんだりと、フェリー船内を楽しむ。

ああ、海上でゆっくり過ぎていくこの時間が好きやわー。

15時過ぎ、小豆島の坂手港に入港。
フェリーから下船したり乗船したりする人たち。
上部甲板からその様子や、小豆島の景色を眺めたりしている。

フェリーは、小豆島の坂手港を出航。
あと1時間くらいで、高松港に到着する。
おっと、名物、船内うどんを食い忘れてた。
思い出して、船内に戻ってみたら、『うどん販売終了時間です』とのこと。

あーあ、モタモタしてたら食い逃したか。
でもまあ、また次の時には必ず。
いずれ、近いうちに乗船するやろしね。

また、甲板に戻り、瀬戸内海航行見物。
大小さまざまな島の前を通過するジャンボフェリー。
夕方の淡い光に照らされていて、とてもキレイだ。
16時前。
高松港に入港。楽しいジャンボフェリーの時間はまもなく終了だ。

4時間半かけて、神戸港から小豆島を経由し、高松港まで航行してきたが、これで土日料金で2390円(平日は1890円)なら、絶対お得だよね!

上部デッキにいるときは、マスクを外して、海の香りを深呼吸。360度瀬戸内海の光景。
マジで楽しすぎる!

高松港に到着し、着岸するギリギリまで甲板に張り付いてたので、危うく降り損なうとこだった。やべーやべー。

無料送迎バスで、高松駅前へ。

駅から海沿いまで歩いて、さんぽーとを散歩してたら、ちょうど日没の時間だ。

空が少しずつ、茜色に染まっていく。
朝昼夕と、瀬戸内海づくしの1日やったなー。(ホッコリ)

今日、なんも食うてなかったので、はらぺこや。
高松市内で、何食おうかなー。

せとしるべの突堤を、ひとり歩く。
夕日が落ちていくのが、キレイや。

まだ17時半を少し過ぎただけだが、空きっ腹を抱えてたので、兵庫町商店街を真っ直ぐに歩いて、『武内食堂』へ。

上司イチオシの武内食堂。
前回、『かしわバター丼』を食べに行ったが、コワモテのお兄さんが店内で不機嫌そうにメシ食ってたので、怖くて入店するのをためらった食堂だ。

今日は・・・店員さん以外は誰もいてへん。
すんませーん、1人ですー。

「お、いらっしゃい!どうぞ!」
と、意外と愛想良く迎えられた。

カウンターの端っこに座り、メニューをざっと見る。
へえ、6つくらいしか品目ないねんなー。
あ、えーと、かしわバター丼ひとつお願いします。

「あいよ。ご飯は並、大盛、特盛ありますけど?」
じゃあ、並で。

注文を終え、店内を改めて見渡してみる。
油料理の煙染みで、壁紙は茶色に変色してるし、店内も薄暗いし、ハエみたいなんも飛んでる。決して今風のオシャレ飲食店ではない。

だが、メニューの品数からして、佇まいからも、古くから地域に愛されてきた名店の雰囲気がぷんぷんする。

「はい、お待ちー。味噌汁もどうぞ」
と、エラいスピードで、丼が出てきた。

ひと口目で、めっちゃ美味いのはわかった!
鶏肉をバターと醤油で炒め、丼メシ(刻み海苔)に乗せてるだけ。

鶏肉が、味濃くてウマ!!うんま!!
しかも、量もハンパない。なるほど、ご飯を大盛りにしてちょうどええくらい。
ゴハンが少ないわけではない。鶏肉が、たっぷり過ぎるくらい乗っかってるのだ。

これで800円は、コスパ良すぎる。
ウマウマ!!
大満足して、武内食堂を出る。
うまかったー。
一粒残らずいただいて、お腹いっぱいになってしまった。

あわよくば、この後ジャン麺いって、あるいは、焼鳥屋いって飲んで、とか思ってたが。

腹パンパンです。ほんで、炒めた鶏もたっぷりすぎるくらい食べたので、焼鳥はもういい。

しばらく、高松の商店街をふらふら楽しくお散歩する。
年末に向けて、ライトアップ飾りつけもはじまっていた。

さあて、早めにホテルにチェックインしよっと。
熱い風呂入り、潮風汗だくの体を泡まみれにしちゃいましょう。

大浴場に入り、中川家のラジオを聴きながら、部屋飲みし、そのまま華麗なる寝落ち。
よき、1日だった・・・(寝)


翌日。

朝イチでモゾモゾ起き出し、朝風呂に入る。

今回、急遽とれたホテルは、駅前の商店街の中で立地も抜群に良く、1階にコンビニも併設され、今年の8月に全面改装し終えたばかりで、施設もキレイだった。

大浴場も広く、洗い場も多くとってるので、過ごしやすい。

なかなか良かった。機会があれば、また泊まろう。
熱いシャワーを浴び、ヒゲを剃りながら、そう思ったのでした。
チェックアウトして商店街を抜けたら、朝からしとしと雨が降っていた。

天気もコレだし、朝メシ食うて、サッサと帰るか。

『岡もと』で肉うどんぶっかけ。温つゆにちくわ天を浸して、柔らかくしてかぶりつく。

『岡もと』のうどんは、そこまでコシも強くないので、食べやすいのよね。

かしわ天も、醤油マヨかけてガリガリ食う。
うまし!
高松駅のお土産屋をうろうろしてみるが、特にピンとくるもんもなし。
毎度毎度、ヒマあったら高松きてるから、当たり前だが。
岡山駅の土産もん屋で、なんか買おっと。

マリンライナーに乗り、岡山駅へ向かう。
窓の外は雨。昨日、ピーカンの瀬戸内海の景色も、たっぷり見たし、少し寝るかな。

・・・はっ!?と目が覚めたら、岡山に着いてた。
12時前だし、どれ岡山で昼メシでも。

と、思ったが、10時にうどん食ったもんで、特に腹も減ってない。
なんか買い込んで、家帰ってから食べよう。

いつもの吾妻寿司で、大好きな鰆丼を買う。
鰆の切り身がたくさん入ってて、刻み青ネギと一緒に食うたら、サイコーに美味いんよね。

岡山名物の『三珍肉まん』も買おう。これは夕飯にするかな。うずらの卵が入ってて、うめーんだよな。

津山ホルモンうどん(冷凍)も買おう。
タコチーズカマボコも買おう。
シャインマスカットサワーも買おう。

最近、岡山グルメにハマってるせいで、高松で使ったお金を大幅に上回る勢いで、岡山土産モンを買ってしまった。

重い土産物屋の紙袋を下げて、お家に帰るのでした。

昼からジャンボフェリー旅、また行こう!!

【おしまい】

浜名湖の夕陽を見にいく旅2022.2


2月某日。

ふと思いたち、夕陽の写真を撮りに、浜名湖弁天島に出かけることにした。

浜名湖畔の夕陽が美しいのは有名やけど、関西人の羊好大尉はそんな知識は全然なく。

2年前ほど前に、浜松の空自施設エアパークに遊びに行った帰り。

たまたま電車の窓から見た、空一面を真っ赤に染めた夕陽があまりにもキレイだったので、後で調べて、浜名湖の夕陽について知ったのだった。

以前にも浜松城に遊びに行ったとき、フラッと弁天島に寄ってみたが、日が落ちる3時間以上前に現地に着いてしまい、ヒマすぎて夕陽は諦め、サッサと帰ってしまった。

今日は、ちゃんと浜松地方の天候や日没時間もしっかり調べた上で、出発。

新幹線で名古屋まで出て、名鉄に乗り換え、豊橋駅にお昼ごろ到着。
豊橋で途中下車し、まずはお昼ごはんだ。

以前、伊勢湾フェリー旅のときにも豊橋駅には来たが、バスとフェリーの時間の兼ね合いから、昼メシを食い損ねてしまった。
その時食べたかった『豊橋カレーうどん』を、ランチにいただきましょうかな。私は、食に関しては執念深いのだ。

何ヶ所か豊橋カレーうどん屋の候補があり、駅前に散らばってるようなのだが・・・豊橋駅前の街は初めてなので、ようわからんな。

テキトーに商店街をほっつき歩いていたら、『東京庵ときわ店』にでっくわしたので、迷わず入店。

カレーうどんくださーーい!

「あいよ、おまち」
と、出てきた名物『豊橋カレーうどん』。
甘いタマネギ、豚肉に豆腐とうずらの卵。
丼の底には、ご飯が潜っているのがご当地カレーうどんの特徴だ。
少しとろみがかった出汁をいただいてみる。
いいねー、美味いねーー。
どれ、うどんもいただきましょうかな。とぅるとぅる。
タマネギとカレーつゆの相性抜群。

うどんと絡めてずるずる食うてたら、ちゃんと汁も跳ねるが、店のおばあちゃんが紙エプロンくれたので、大丈夫やで!

こころゆくまでカレーうどんを堪能した後は、底にあるご飯とカレーつゆのおじやタイム。

レンゲですくって、カレーおじやを食べる幸せ。
豊橋に来て良かった!カレーうどん食べて良かった!!
ヒンナヒンナ!(最近ゴールデンカムイを読み始めた)

最後までとっといたうずらのタマゴも食べ、完食でござる!うますぎて、紙エプロン付けたまま、店を出るところでした。
念願の豊橋カレーうどんを食べ、大満足したあとは、町外れの川沿いに『吉田城址』公園があるので、歩いて行ってみよう。

かつての旧東海道をまたいで歩き、15分ほど。
吉田のお城公園に到着だ。

途中、ハリストス教会⛪️もあったが、整備工事中だった。
吉田のお城公園を散歩する。
案内板を見たら、ここは、かつて陸軍豊橋連隊の駐屯所でもあったので火薬庫跡とかあるらしい。
ふーーん。

天守閣とかはないけど、公園奥に櫓があるので、そこへ向かいましょう。

城址ゆえ、ところどころに石垣のあととかあり、風情よし。
櫓に出る。天守閣やないけど、立派なもんやね。

中には資料館があり無料で入れるが、そゆのにはあんまし興味ないので、スルッとスルー。
中より、外観をしげしげと見てやりましょう。
見上げてみたり。
川そばに降りていくと、遊歩道が。

あ!川にはカモ🦆が泳いでいるよ!(カモ好き)
降りてみましょう!
川沿いの遊歩道も、公園の一部らしく。
素晴らしい公園ですな。
川沿いに散歩しながら、鴨愛でる。
三河の国まできて、カモ散歩できるとは。
広いし、景色も良いし、川沿いに遊歩道もあって、いつまでだって居たかったが、次の目的地に行く時間もあるので、名残惜しいけど、吉田城址公園を後にする。

さらば、三河のカモたちよ。徳川カモ軍団よ。

次の目的地は、浜松。
おいしいおいしい浜松餃子を、オヤツがわりにいただくためだ。
再び電車に乗って、豊橋から浜松へ。
電車から車窓に流れる景色を、ボケーっとながめる楽しさよ。ウォークマンで音楽聴きながら、電車に揺られる。

そんなんしてたら、浜松駅、到着。

早速、浜松駅ビル内にある、浜松餃子の老舗に向かうが、もうすぐ夕方の4時だっつうのに列をなしてまんがな!

なんでやねん。

いかんなー。サクッと餃子食うて、浜名湖に向かうつもりだったのに、これでは夕日の時間に間に合わんカモ。

仕方なく、浜松餃子は後回しにして、浜松駅に戻り、みたび電車に乗る。
今日の目的地、浜名湖畔の弁天島へ。

15時50分。弁天島駅に到着。

浜名湖畔からすぐのところに、弁天島駅はある。
駅から道路を渡り、ホテルの間を抜けて、浜名湖をのぞむ湖岸へ。

ここで、浜名湖から遠州灘に沈みゆく、美しい夕陽の絶景を撮影しよう。

広い芝生や、遊歩道もあり、居心地は良い浜名湖畔。
その辺をウロウロし、撮影ポイントに近い石段に腰を下ろす。
まだ日の入りまで時間もあるので、座って浜名湖の景色を見よう。

日没予定は、16時50分。
浜名湖のほとりは、遮るものがないので、海からふく寒風がモロにきて、寒いさむい。
陽が沈むまで、まだ時間あるみたいだ。
スマホでもいじって、気長に待っとこ。
本格派の撮影組は、沖の鳥居⛩と落日が重なるポイントを巡り、おしくらまんじゅうを繰り広げている。


ご苦労さんなこって。
寒いから、膝を抱えて震えながら、スマホをいじる。
やっと日も落ちてきて、それらしい絵になってきた。
ガタガタ震えながら寒さに負けず、粘ってよかった。

さーて、浜名湖の夕陽、撮ったんでえ。
前に陣取る本格派組が、じゃまやなー。
私が撮影基地として座ってたブロックの前に、仲の良さそうなカップルが立ち止まり、雰囲気よさげ(イチャイチャ)。全然動かない2人。
あのう、夕陽が見えないんれすけど。
・・・このまま撮っちゃえ。
まあ、ちゃんと夕陽写真を撮影できたんで、大成功!
別に、鳥居⛩と重ならんでも、じゅうぶん美しい。

もう、日も落ちて、だいぶん寒いから引き上げや。
電車のお時間もありますしね。

この後、日没後の残照で、全天真っ赤に染まる景色もあんねんけど、寒いしもういい。

かーえろかえろ。

弁天島駅で電車に乗り、浜松に戻ってきた。
浜松餃子の老舗「石松餃子」に並ぶ。

焼き餃子定食🥟15個セットと静岡麦酒で、夕陽写真撮影成功にカンパーイ!
焼き餃子、美味い!!
さすが浜松餃子の老舗、ハフハフ、間違いねーわ。
野菜が甘いのがいいねえ。ビール🍺もウマい。
ヒンナ、ヒンナ!
レジを見たら、浜ちゃんが『ごぶこぶ』ロケできてたらしく、ごぶごぶシールが貼ってた。
そういや、筧利夫と来てたなあ。みたみた。

浜松駅から、JRで豊橋へ。
名古屋駅までは、名鉄の快速に乗ってかえる。

この豊橋から名古屋までの車内が、とんでもなく寒い。
コロナ対策で換気をよくするためだろうが、駅に着くたびに全扉が開きっぱなしで、冷気が襲ってくる。
さ、寒い!泣きそう!!

ジャンパーをガッツリ着込んで丸くなり、座席足元からくる温風だけを頼りに、1時間の冷凍乗車を乗り切る。
シベリア鉄道なんですか?これ。

すっかり体が冷えたので、名古屋駅に到着するや、駅構内のきしめん屋に飛び込む。
ゔー、手も指も冷えきっとる。
牡蠣入り味噌きしめん、一杯ちょうだい!あっついの!
熱い味噌きしめん
味噌のお出汁が温めてくれるー(ホッコリ)。

人心地ついたあと、地下鉄で栄へ。
本日のお宿、『ホテルドーミーイン栄』に、投宿だ。
名物、無料夜鳴きそばを夜中にいただき、その足でドーミーイン大浴場へ。
旅の垢を洗い流す。

ふー。、温泉がしみよんなー。
今日は寒いかったしなー。湖畔も吹きっさらしやったし。

湯につかりながら、本日の旅を振り返るに、カレーうどんきしめん、らーめんと、ステキ麺な日だった。
浜松餃子も良い仕事をしとった。
こんな幸せな事はなき。

湯上がりに休憩室に入ってみたら、ドーミーイン名物、風呂上がり無料アイスに、ハーシーズアイスが!

部屋に帰って、口の周りをチョコまみれにして、ペロペロチョコアイスを食うのでした。
寒い冬の日のアイスも良いもんデス。

さ、疲れたし、寝よ寝よ。


翌日。

朝から、温泉につかり、ホコホコする。
朝風呂って良いですよねー。


さて、ホテルをチェックアウトして、出かけよう。
今日も名古屋はいい天気やね。
朝メシ食いに、栄の地下街へ。
モーニングは、喫茶店『コンパル』。

いつものエビフリャーサンドと、コーヒーホットをいただく。コーヒー、美味い!

公園に上がって、散歩。
その後、名古屋の地下街をぶらぶらしたり、お土産買ったり、デパ地下で矢場とんの串カツを買ったりしてたら、昼前になった。

名古屋ランチは、『味仙』。
からーいラーメンでもいただこうかな。
15分ほど行列に並び、台湾ラーメン卵入りを注文。

名古屋メシの代表格『味仙』の台湾ラーメンは、今回初めていただく。
メニューをながめてたら、アレもコレも、なかなかの値段帯。ふーん。

出てきたラーメンは、意外と小さいどんぶりだった。
少しすすってみると・・・おーおー、かなり辛いな、これ。
のどにひっかかったら、ヤバいやつだ。咳が止まらなくなるで。
慎重に、麺をすすることにした。とぅるる。とぅるる。

辛いけど、美味い!!鶏がらスープかな、ダシがよう出てて、スープを飲む手が止まりません。
卵で辛さをまろやかにもして。
汗だくになって、台湾ラーメン完食なのでした。さすが!


浜名湖の夕陽も見れたし、名古屋メシも満喫できたし。

良き旅となったのでした。

【おしまい】

静岡富士宮思い出ひとり旅2022.5

5月某日。

年度初めの、仕事上のバタバタも一区切りした。
GWも終わって、通常運転の日常が戻ってきた感じ。

気候も良いし、ここいらでぶらっとひとり旅に出かけてみよう。
リュックに荷物を詰め込み、朝も早よから、京都駅で新幹線に乗りこむ。

・・・今をさること、15年くらい前。
幼馴染の友人、イーグル大尉と2人で、正月に、青春18きっぷの鈍行電車で、富士山を見に行ったことがあった。

あの時の、新年明けての美しい富士山の光景は、いまだに脳裏に焼きついている。
関西人の羊好大尉が、初めて富士山をみた日でもあった。

仰ぎ見る富士山は、それはもう雄大で美しく、その圧倒的な存在感に、心奪われた記憶がある。

そのあと、正月早々に入ったパチンコ屋で負けたのをお互いのせいにして罵り合い、2人とも酔っ払って駅で電車を3つほど乗り損なうわ、私のパンツの股が破けるわ、いらん思い出もさまざまあるが、それはまあ、どうでもいい。

今回の旅の目的は、あの美しい富士山を、また見に行こう!だ。
お天気もよさそうなので、富士山見物と浅間大社へ初詣、ついでに、途中下車して、静岡の諸々のグルメも食べていこう!

まずは、名古屋駅で途中下車し、ホームの『住よし』で、立ち食いきしめんモーニング。

久しぶりの、名古屋きしめんを堪能!
ウホー、あつあつで、ウメー!!

朝から美味いもん食うて、テンション上がるう!
うっかり、濃いめの汁も全飲みしたから、血圧も上がる!塩分はほどほどに。

・・・そういや、15年前の2人旅のときも、イーグル大尉と名古屋駅で途中下車したっけ。
名古屋はパチンコの聖地!とかいうて、栄まで行って、2人でパチンコ打ってた。

羊好大尉は正月早々結構勝って、ホクホク顔。

すると、イーグル大尉が、イトコの美人姉さんを岐阜からわざわざ呼び出し、(私が)勝ったカネを全部、高級中華料理屋で散財させたような・・・。

祝杯あげて、酔っ払ってたので、うやむやのままやったが、イーグルの野郎、あんときの中華料理代、今からでも返してくれへんかな・・・。

とか、いろいろ思い出したり、考えごとをしてたら、静岡駅に到着。
在来線に乗り換え、富士駅へ。
もひとつ乗り換え、見延線で富士宮駅へ。

富士駅からの身延線が、とってもステキ電車だ。
富士山の方へ北上していく路線で、電車内の車窓も大きく広くとっていて、全面に広がる富士山の偉容がばーん!と。

・・・バーンと見えるはずが、富士山方面が曇ってて、今のところなーんも見えん。少し残念だ。
ま、そのうちに、晴れ間も出てくるでしょう!

12時に、富士宮駅に到着。
さて、少し歩いて、『富士宮焼きそば』をランチにいただきましょうかね。

ゔーん、富士山方面の空は、まだ曇っとるなー。
浅間大社近くにある、小さな町食堂『さの食堂』。
テーブルはお座敷含めて8席ほどの、小さなお店だ。
たまたま、奥のひと席が空いてたので、首尾よく着席。
「お兄さんはなんにされます?」
と、店のおばあちゃんにきかれたので、富士宮焼きそば、大盛りで!と即答。

魚粉がかけてあり、焼きそばは短くカットされて、優しい味わい。紅生姜が酸っぱくて、とても美味しい。

あっさり味で、ソース追いかけしても良かったかな?
美味しくて、一心不乱に焼きそばをとぅるとぅるっ、といただき、完食でござる。
たいへん、満足して、店を出る。

改めて、富士山がそびえているであろう、空を見上げるが、どんより雲が漂っている。お山の影すら見えてこない。

でもまあ、いずれはね。あんなに大きなお山だもの。
姿を隠そうとしても、隠せるもんでもなし。タイミングやね。
と、思いつつ、今度は浅間大社へと歩き出す。
おー、富士の湧き水!・・・なのかな?
神社周りの小川の様子を見たりしつつ、浅間大社にお参りする。15年前以来、2度目のお参り。

一族の健康と発展を祈っておいた。
祈りって大事やからね。

おみくじを引いて、ちゃんと大吉をゲット。
ヒジョーにテンション上がる。旅行運も、とても良いらしい。

よーし、今年もがんばるぞーー!
オーーッ!!

本殿に参拝したあと、神社内をゆっくりと散歩。
スマホウェザーニュースによると、昼過ぎ14時から、晴れてくるらしい。その頃には、富士山もお姿を見せてくれるはず。
それまでの時間潰しに、境内をむやみにうーろうろ。

その昔、鎌倉の武士たちが、流鏑馬、笠懸大会をこの境内で催し、源頼朝公に披露したのだとか。

東国っぽい逸話やねえ。
富士山の山麓で、武芸を競っている光景が、目に浮かぶようだ。

と、天を仰ぎ見ても、あいかわらず、曇ってて富士山は全然見えんが。
富士山の雪解け水、『湧玉池』からこんこんと水が湧いとる。
そこには、楽しそうに泳ぐ、冨士鴨🦆あり。
優雅に池を周回する、富士カモ軍団の勇姿に目を奪われる、羊好大尉。(←カモ好き)

神社内を、やたらとウロウロしすぎて、歩き疲れたーー!

画面、右奥辺りに富士山が見えるはずなんだが・・・。

あいかわらず、雲が分厚く覆われて、なーんもみえん。
どないなっとんねん!!

ぶちぶち言いながら、缶コーヒーを飲む。
いつまでたっても、雲の流れゆく様子はないので、14時に富士宮を撤収することにした。
帰りの電車の時間も鑑みて。
はるばる、京都から富士山見にきたのに、まったく見えず。カケラも見えん!!なんなん?

今日は時間切れでも、明日、晴れてたらもう一回来よう。
私は諦めんからなーー!

富士山の方角を、ふりかえり、ふりかえりしながら、静岡駅に戻ってきた。

まだ、3時過ぎやし、駿府城公園でも散策しましょう。

当初の予定では、静岡鉄道に乗って、『ちびまる子ちゃんラッピング電車』に乗るつもりだったが、富士宮で粘りすぎたせいで、本日のラッピング車両のダイヤに間に合わず。
まあ、いいや。そのぶん、駿府城を楽しみましょう。
お堀の橋を渡って、のんびり歩く。

公園内のお花畑をながめて楽しんでいたら、ベンチに座った女子3人組が、シャボン玉を吹いていた。

お花畑を、シャボン玉がふわふわ浮かんでいる
駿河女子は、可愛らしいねえ。
微笑ましく思って通り過ぎる。

徳川家康公の銅像の前に参上する。
大御所様、福岡藩士、大羊メイ右衛門、御目見えつかまつる!

ヒマにまかせて、駿府城公園内をぐるーーーっとひと周り。
公園中央の池には、駿河カモ軍団🦆が、ひなたぼっこ。
ボケーっと、カモ見る。

さて、もう夕方なったし、静岡メシで夕飯だ!

てふてふ歩いて、静岡駅前へ。
明日は晴れたらいいな。
駅ナカのお食事処『三久』で夕飯でござる。

まずは、静岡麦酒でカンパイや!
くーー、ノドにしみよる!

アテはもちろん、『静岡おでん』盛り合わせ。

「魚粉&青海苔はお好みでかけて下さい」と、店員に言われ、バッスバっスかける。

濃い味が足されることによって、酒のアテには最適に!
ビールがすすむうー。おでんもすすむうー。

ムームー言いながら、カウンターで一人飲み。

1人飲みのお供は、スマホ電子書籍『中国の歴史〜中国思想と宗教の奔流・宋朝』。
王安石司馬光のガチバトルをサカナに、ビール飲む。
静岡麦酒おかわりー!
ついでに、海鮮丼も、もってきてー!

最初はお刺身1枚ずつ、醤油をひたひたつけて、ちびちびと食うてやる。
ビールのアテにしながら、器用に電子書籍のページもめくる。

中盤からは、丼に上から醤油ぶっかけて、米ごと食らう。お味噌汁も飲む。浅漬けをかじる。
そして、電子書籍のページをめくる。

北宋の宰相、王安石の掲げる新法による政治改革と、旧法を盾に現状の既得権益を守ろうとする司馬光一派の政治闘争が面白い。

どっちが正しい、どっちが間違ってる、というのは置いといて、新法の王安石一派の、言ってることは正論なのに、メチャクチャ態度が悪いヤツとか、正論一本槍で、現状無視したりするアタマ固いヤツとかの、生々しい人物像が今に残ってるところが楽しい。

その不評を利用して、自分がのしあがるために政敵を引きずり下ろしたり、国益無視して讒言したり。

北宋後期の政治的大混乱が、水滸伝の時代、そして北方の異民族『金』が南下してくる下地となる。

あー、おもしろ!

という感じで、歴史的にも仕上がりましたー。
ごちそうさまでした。
静岡メシ、サイコー!

ほろ酔いで店を出て、静岡駅前からホテルまで歩いていく。

15年前の夜も、イーグル大尉と静岡駅前で一杯ひっかけ、ホテル目指して歩いたのを思い出す。

「今夜の宿は、『リッツカールトン』やぞ!」
と、イーグル大尉が大いばりで言うてる。
え?ホンマ?結構なお高い一流ホテルやで?

と何度も聞き直したが、「そや、間違いない!」と、力強く返答する、イーグル大尉。
でも、静岡にリッツカールトンなんてあったっけ?
とはいえ、実際に予約したのはイーグル大尉。
彼がそこまで言うのだから、間違いはないはず。
やったーー!高級ホテルやー!!

そう信じて、夜の静岡市内を2人でウロウロするが、いっこうにリッツカールトンホテルは見つからず。

当時は、Googleマップもないので、ガラケーの薄い情報で、歩き回って探すしか方法もない。

寒い。疲れた。腹も減ってきたし、酔いもさめた。リッツカールトンホテルは、いずこにありや?

夜の9時になっても、ホテルが見つからず、ついにイーグル大尉がホテルに電話をし、誘導してもらうことにした。

「・・・なるほど、わかったぞ、羊好くん。『リッチモンドホテル』の間違いやったわ、カッカッカ!」
と、大笑いするイーグル大尉。

静岡の国道沿いで、オッサン2人で取っ組み合いになったのは、言うまでもない。

・・・そんなことを思い出しながら歩いてたら、今夜のホテルに到着。

近くのコンビニで、お酒と、かつおぶしチップスを買い込み、のんびり部屋飲みしながら、YouTubeで動画みる静岡の夜。
大浴場で温泉に入って、ホッコリする。

明日こそ、富士山見れたらいいなあ。


翌日。

朝からホテル内大浴場温泉でホッコリし、ホテル朝食。
静岡市内は、雲ひとつない晴天。
市内はね。太平洋側はね、昨日も晴れてるんよ。

今日こそは富士山を拝みたい、と昨夜からネットの富士山天候情報や、富士見定点カメラを追っかけてるが、
本日の「富士見」値は、最低の『1』。
8からだとキレイに富士山見えるらしいが、1って・・・。

富士宮市役所屋上設置カメラからの富士山を、Live映像で観れるが、8割雲にかかっている模様。
これじゃあ昨日と同じやんけ。

・・・富士山、あきらーめた!

こればっかりは、天気の問題なので、どうしようもない。

予定を変更、早めに静岡を出て、在来線で浜松駅に行きましょう。

静岡を9時45分に出発し、11時頃に浜松駅到着。
浜松で、大好きグルメ『浜松餃子』でランチや!

今日は、いろんな餃子の種類🥟が食べられる、『浜太郎』浜松駅前店でランチをいただきます。

うーん、何食べようかな。
焼き餃子か、エビ餃子か、シソ餃子も美味そうだ。
チーズ餃子、キムチ餃子、桜エビ餃子、水餃子も捨てがたい。

ウヒョヒョ、と、ニヤニヤして歩きながら餃子を選んでるうちに、『浜太郎』到着ー!

・・・ん?
『浜太郎浜松駅前店・営業時間17時から』だと??

グブォー!(岡田あ〜みん式吐血)

う、ウソやろ?
半年前まで、昼から営業してたやない!
浜太郎さんの餃子だけを楽しみに、富士山見物諦めてはるばる浜松まで来たんやで!?それはあんまりに殺生やおまへんか!
ねえ!?ねえってば!?( ; ; )

しょんぼりしながら、浜松駅に戻る。

前回、野菜が甘くて美味しい焼き餃子が印象的だった、『石松餃子』で、餃子15個定食と、静岡麦酒をいただく。

美味いぞーー!
浜松餃子は最強やね。静岡麦酒もね。昼から飲むビールと餃子はサイコー🥟。

『浜太郎』のことは無かったことにして、静岡地ビール🍺のノドごしを味わうのでした。

おなかもいっぱいなったし、時間もあるし。
新幹線はやめて、このまま在来線乗って京都へ帰ろう。
豊橋駅から、大垣行き急行。

大垣駅で乗り換え、米原行へ。

平日の在来線乗りは楽し。
また行こっと。

今回は、まことに残念ながら富士山見れんかったが、次こそ必ず見てやるからなーー!

【おしまい】

サイコロきっぷ餘部旅2022.10


9月某日。

JR西日本『サイコロきっぷ』にエントリーしてみた。

サイコロきっぷは、5千円支払って(WEB上で)サイコロを振り、行き先をランダムに決められるJRの企画モノ。
遠方の博多、尾道、倉敷、あわら温泉が出れば良し。
近場の白浜、東舞鶴だけ出ないで!

・・・と、サイコロ振ったら、『餘部』だった。
あまるべ?餘部って、どこだ??

メールを見て戸惑ってると、部下のシマウマ伍長が親切に教えてくれた。

城崎温泉のさらに先にある、山陰の海辺で静かなとこだよ。『餘部鉄橋』で有名だなー」

あ、そうなん。テッキョー。
ようわからんが、鉄橋とかオモロそうだし、いっぺん行ってみるかな。

「『城崎温泉駅』にも途中下車できるから、羊好大尉のダイスキなお風呂にも入れるんじゃないの?」
と、シマウマ伍長は付け加えた。
おー、そうなんや!城崎で温泉!いいねえ!!
餘部電車旅、ちょっと楽しみになってきたぜ!


10月某日、金曜日。
天気は良好。
朝9時38分発の特急『はまかぜ』に乗り込むため、大阪駅へ。

入線してくる車輌のカラーリングはウルトラマンみたい。

特急はまかぜの車内に乗り込み、1号車内後方に着席。
はまかぜ』は少し古い特急なので、スマホ用の電源もないし、席も狭い。
車掌さんとかの話を聞くと、今日の『はまかぜ』は満席らしい。
平日の山陰行きの特急列車なんて、もっとガランとしてると思ってたんやけどな?
そういや、この1本前の福知山経由の特急『コウノトリ』も満席だった。ヘンなの。

定刻に、大阪駅を発車する、はまかぜ
車内の様子を、物珍しさもあってキョロキョロ見ている。

明石駅で、空いてた私の隣席に、おじさんが座った。
エラい大荷物を膝下に抱え込んで、窮屈そうだ。棚に上げればいいのに。
しかも、横は、ふっくらした体格の羊好大尉ときた。
せめて、私が身を細くしていよう。(ギュッ)

姫路駅に到着して、しばらくしたら、車内の乗客が、ガヤガヤ立ち出した。
なにをしてるんだろ?
座席を回したり、荷物を動かしたり慌ただしい。

な、なに??車内パーティでも始まんの?

「『はまかぜ』は姫路で、進行方向が逆になるんですよ。我々も座席を回しましょうか?」
と、隣のオジサンが、礼儀正しく提案してくれた。
そ、そうだったんですね・・・知りませんでしたあ。

慌てて席を立ち上がると、オジサンが、素早く座席をガッチャンと回転させてくれた。
ありがとうございます!!

姫路駅から、播但線に沿って北上する、特急はまかぜ

車窓には、山々を抜けて、緑多きローカルな景色が過ぎゆく・・・はずだが、私の席は通路側。
景色はとても見えにくい。隣の席のオジサン越しに、山々を見るのもちょっとね・・・。
かといって、どの席も乗客でいっぱいなので、移動するわけにもいかず。
なんで、今日に限って、こんなにぎやかなの?

結局、隣のオジサンは、城崎温泉の手前の、豊岡駅まで、ずーっといっしょだった。
あんな大荷物持って下車ってことは、但馬空港にいくのかな。
お気をつけてー。

12時半ごろ。
3時間かけて、やっと到着した、城崎温泉駅

長い間座り過ぎて、ケツ痛い・・・。
次の餘部行きの電車は、14時過ぎなので、城崎温泉で1時間半は時間をつぶさなあかん。
どれ、昼メシ食うたろかな。

通りをぶらぶら歩いて、よき店を探してみる。
温泉街っぽい通りを、歩く。
美味しそうなお昼ゴハンのお店は、と。
うどん屋に、但馬牛の創作料理屋、海鮮料理屋に、居酒屋っぽいとこ、と。どれも美味そうだ。

おや、なにやら行列ができてる魚屋さんが。海鮮料理のランチか。いいですねー。
私も、なーらぼっと。
15分ほど並んで待って『海中苑』で、海鮮丼御膳をいただく。

海鮮丼には、ワサビ醤油をぶっかけて、モリモリ食う!
はーん、美味しいーー。

天ぷらもいただきましょう。
アジかな?魚の天ぷらがホクホクやん。
赤ミソ汁、そして、海鮮丼。天ぷら。ウマウマ!
すっかり満足して、店を出る。階段急やな。気をつけよう。

この後、城崎温泉の外湯で名の知れたとこに行きたかったが、時間もそんなにないので、駅からすぐにある、『さとの湯』へ。

13時開店すぐ、というのもあってか、ガラガラだった。
これはこれで、気楽でいいや。
あたま洗って、体中泡だらけにして。その後、ほぼ貸切状態の大浴場でアゴまで湯につかる。

アハー、昼から温泉♨️、とっても気持ちよかねーー。
電車3時間座りっぱの疲労も飛んでくなあ。(ウットリ)

アタマから湯気をホコホコさせ、さとの湯を出た。
駅前の土産店で抹茶ソフトを買って、ペロペロなめている。
のんびり時間が過ぎてゆく。

そろそろ、餘部行きの電車の時間だ。
2両編成の、山陰ローカル線に乗りこむ。

普段は、おそらくガラガラであろう山陰本線
今日は、サイコロきっぷ野郎や、サイコロガールズ、ピンゾロカップルなどで、古びた電車内はパンパン。
なるほど、さっきの特急電車の満席も、サイコロきっぷの乗客のせいなのか。
私もそうなんやけど。こりゃあ、帰りの電車も満員やで。

なんとか窓際に座れたが、ふっくらめの太羊なので、たいへんスペースをとっており、申し訳ない。
だからといって、別に席を譲ったりはしないが。

さっきの特急と違い、車窓から山陰線の自然多き景色を、存分に堪能する。
海岸沿いを、トンネルを、崖の上を、どえらいスピードで走る、山陰本線
ひらパーのジェットコースターに乗ってるような気もしてきた。
お願いだから、脱線事故だけはやめておくれ。

小1時間ほど、ガタガタ進んでたら、目的地の『餘部駅』に到着。

餘部駅は、山と山を架ける橋の上にあり、空中に建っていることから、空の駅と称されるところ。

ほとんどの乗客が、餘部駅でぞろぞろ降りる。
長いだけで、そんなに広くもない餘部駅のホーム上は、サイコロ客であふれかえっている。
人が多すぎて、少しずつしか、前に進めんで?なにこれ。

おそらく、この辺の村落人口を上回るであろう、サイコロ観光客たち。
山陰の静かな駅の周りを、スマホだカメラだを構えて、ガヤガヤと人の群れが移動する景色。
これじゃ、風情もなんも、ありゃしまへんなあ。

餘部鉄橋は、一部を残してとっくの昔に撤去されており、より強固なコンクリート橋梁をかけ直している。
旧線路も少しだけ残されている。

天空にそびえる餘部駅から、下界を見下ろしてみる。

山陰らしい、なーんもない海岸村。
駅の真下は、船も港もない。
寂れた趣きみたいなんがあるのかなあ。どうなんやろ。
どれ、下に降りてみようかしら。
『余部クリスタルタワー』という、全面ガラス張りの、名物エレベーターに乗ってみましょう。

間の悪いことに、ちょうど、観光バスが下に到着してたみたいで、サイコロ客の大群ともガッチンコ。
たくさんの人が昇り降りして、列をなしてる天空エレベーター。乗降するにも、ものすごい待たされる。
なんやねん、これー。

15分以上も待っただろうか。
やっと乗れたエレベーター内は、乗客でパンパン。こうなったら、ほとんど、満員電車やで。
なんで、山陰くんだりまできて、満員電車を再現せにゃならんのか。
ガラス壁面にガマガエルみたいに押し付けられつつ、やっと下に降りてきた。圧死するかと・・・。
こんなこったら、エレベーターなんぞ使わずに、ゆっくり遊歩道で歩いて下に向かえばよかった。
なにがクリスタルだ。

鉄橋跡下には公園があり、ポツリポツリと観光客が座ったりしている。
下から鉄橋跡や、コンクリ橋梁を見上げて写真撮る。

おーー。

少し歩くと、小さな道の駅があるので、お手洗いも兼ねて、のぞいてみた。
名産とか、ならでは物産とか、おもしろキーホルダーとかを期待してたが、しぶーい海産物しかない。
面白味はない。全然、ない。
すぐに、飽きて、道の駅を出る。

今のところ、餘部に着いてから、あんまりピッとくる場所は無いが・・・。
そ、そうだ!海がある。山陰の海!
漁港には、猫がいるはず。人懐っこい猫とふれ合い、猫っ可愛がりに可愛がって、写真撮って動画も撮って。

と、期待して海沿いを歩いてみたが、テトラポッドしかない。

そもそも、漁港がない。猫どころか、人っ子ひとりいない。
エヴァンゲリオンの心象風景なんか?ここ。

あるのは、所在なげに歩き回っている、サイコロ観光客だけ。海辺も、ひと回りしたら行くとこ無くなった。

とにかく、餘部には、鉄橋跡以外、なんにもない。
こんなところで、帰りの電車がくるまで1時間20分、ボッチで過ごさなきゃならんの?

公園で座ったり、アイスコーヒーを飲んでみたりとしていたが、何も無いところで時間を潰すのが、だんだん苦痛になってきた。
少し早いけど、空の駅に戻るか。
30分、餘部駅ホームでボケっと過ごす。

同じような思いのサイコロ客が、群れをなしてホームに座り込み、スマホをいじりながら無言で電車を待ってる。
まるで、難民キャンプみたいだ。

餘部には、喫茶店もない。メシ屋もない。
お土産売り場も、道の駅の小さいのだけ。
その寂れた感じが良いのかもしれないが、ワサワサ観光客がいると、その良さも消されてしまい。
どえらいとこを、サイコロきっぷの目的地にしおったな。

サイコロ乗客たちが、そこかしこで、同じようなことをブツクサ言い合っていた。
・・・帰りの電車は、まだですかーー?

16時21分。ようやく、帰りの電車に乗り込む。
乗降口は前方車両のみ開閉する、というローカル線にありがちな特殊なケースで、ホームで待ってた大勢の乗客を、大混乱状態に陥れる。
そのスキをついて、素早く電車に乗り込み、座席を確保。
こういうのも、ストレスやわー。
なんで、ローカル線に乗って、通勤電車みたいなことをしないといかんのか。やんなっちゃう。

餘部を用もないのにうろうろして疲れてたのか、城崎温泉駅まで、一度も起きずにグッスリ寝てしまった。

その間、山陰本線の山を越え谷を越え。

17時ころ、城崎温泉駅に戻ってきた。
帰りの大阪行きの特急『コウノトリ』は、18時52分発。
2時間弱あるので、ゆっくり城崎で温泉入って、晩メシを食いましょう!

夕方の城崎温泉街を、ぶらぶらする。
通りには浴衣にゲタをつっかけてそぞろ歩きしてる旅館客もおり、温泉町ならではの風情がある。

少し駅から歩いて、城崎温泉外の湯のひとつ、『御所の湯』にやってきた。
城崎温泉行くんやったら、『御所の湯』には入った方がええで!と、温泉マニア上司オススメの温泉だ。

夕方は湯客が大勢おり、更衣場は混雑してたが、中の露天風呂は、さすがに広々としており、ゆったりと温泉に浸れた。
アタマを洗い、顔を洗い、体中を泡まみれにし、洗って流して、また露天風呂へ。
フーい!疲労もストレスも抜けてくこの感じ!!
サイコーっす。
露天風呂ならではの、外気の冷んやり感とも相まって。
えーーのおーー。

御所の湯♨️で、餘部で疲れた身体をときほぐす。

たっぷり温泉を堪能し、ホコホコしながら城崎温泉街をのんびり散策。
お土産屋さんで、各所にお土産も買って。
食いもん店は、軒並み閉店しとる時間帯。
歩きながら食べるコロッケだの、揚げチクワだのは、お昼だけ営業やねんな。

こんなこったら、混雑&疲労餘部なんぞ行ってんと、昼過ぎから城崎温泉を湯めぐりしときゃーよかったかも。

晩めし食える店を探してウロウロしてみるが、夜の城崎温泉の通りは、そこまで栄えてなく。

唯一、駅前のうどん屋が営業してたので、入ってみる。
客なんて誰もいないので、店主がヒマそうにボケーっとTVを見ていた。

んーと、この但馬牛のスジ肉丼と、ハーフうどんのセットをくださいな。
生卵付きで。

「あいよー」
と、仕事にかかる、店主。
どうやら、ワンオペでやってるみたいだ。
平日の夜に客なんて来ないからかな。
私が入店した後から、3組くらいお客さんがやってきて、店主は1人でバタバタしていた。

本を読んで料理を待ってると、さっきまで、店主が見てたTVのサスペンスドラマが、つけっぱで流れとる。

「待ってよ!アンタの言い分だと、私のデータを信用していないってこと?」
「違います!レイコさんのデータを信用してるからこそです。新たな犯行の手口が浮かんだんです!」
「ははあん、そういうことね。それじゃま、いっちょチカラを貸しますかっ!」

・・・とかいう、チープな作りのサスペンスドラマのセリフのやり取りが、静かなうどん屋にえんえん流れてる。

サスペンスドラマと、うどん屋では、店の雰囲気とマッチしとらん。チャンネル変えたらいいのに。
ワンオペじゃ、それも無理か。
出てきたスジ肉丼と、サスペンスうどん(勝手に命名)はあっさり目で、意外と美味しかった。
やるやん。サスペンスうどん。

メシも食うたし、18時52分発の、特急『コウノトリ』に乗って、大阪に帰りましょ。
夜の車窓をぼんやり眺めながら、今回のサイコロ旅を振り返ってみる。
餘部は、今日は行かないほうが良かった。
人混み餘部はアカンで。

城崎温泉は、また来たいなあ。気軽に日帰りで温泉入ってもいいし、ちゃんと温泉旅館に泊まって、外湯めぐりとかもしてみたい。

そんなことを考えながら、車窓から夜景をぼんやり見ている。
行きと違い、帰りの特急『コウノトリ』は、席も適度に空いている。
ゆっくりノビノビしながら、夜の車窓を眺めつつ、ウォークマンで音楽を聴く。
車内も静かやし、座席転換もないし。
落ち着く時間。

2時間40分ほど、うとうとしたり、楽曲にのめり込んだり、考え事したりしながら。

夜のコウノトリは行く。
大阪駅に到着したのは、21時36分。

まる1日かけての、山陰への日帰り旅。
なかなかの強行軍だったかな、と感じながら、地下鉄へと降りて行くのでした。

【おしまい】

うどん県普通電車の旅2022.10


10月の3連休。
そこに休暇を1日ひっつけてもらったので、羊好大尉の旅心が疼き出す。

4日も連続して休みあるのなら、いっちょ新日本海フェリーに乗って、小樽・札幌に行ったろか!?
と、一瞬、思ったりもしたが、冷静に考えてみると、北海道には先月に山猫少尉と行ったばかりだ。
よくよく考えてみたら、6月にも行ってるし。

いきなり4連休ももらって、少し興奮しているみたいだ。
いったん、落ち着きましょう。(深呼吸)

・・・そうだ!先月末ギリギリに申し込みをして、エントリー待ちになってるJR西日本『サイコロきっぷ』。
これを利用しての旅行はどうだろう?
そうだ、そうしよう!!我ながら名案だあ!と思ったが、エントリーと申し込み期間の関係で、行き先決定がなかなかできず。
これでは、いつまでたってもお宿の予約ができまへん。
サイコロきっぷ旅は、別のタイミングで。

今回の旅は、テーマとして、『ホテル・ドーミーイン』ありきで予定を組んでみよう!
ホテル・ドーミーインに忠誠を誓う、『ドー民』ならではのトラベルプランを組んでやろ。

まずは、ドーミーイン名古屋栄、豊橋を検索してみたが、この連休中に、鈴鹿で大規模レースイベントが開催されるので、東海地方のホテル宿泊料が軒並み高騰&予約済み。

それでは、と山陽方面のドーミーインで検索したら、お手軽価格でのドーミーインを発見!
・・・と、思ったら、『ドーミーイン姫路』だった。

さすがに近すぎるので、姫路で泊まりはないかー。
さらに、西、となると岡山だが、前回泊まったホテルが、ドーミーイン岡山。2連続はないなー。

岡山も前に行ったし、かといって倉敷はサイコロ旅で当たるかもしれんし。連休中で値段もなー。
うーん。うーーん。

・・・とか考えてたら、もう面倒くさくなっちゃった。

もう、いい!いつもの安定の『ドーミーイン高松』に決定!
安いし、場所もいいとこやし。
行きたいメシ屋も飲み屋もうどん屋にも近いし。

今回は、ゆっくりノビノビと、行く先とか観光地がどこ、とかもなく。
電車🚃ブラリひとり旅、と洒落込みましょうかね。
所々で途中下車して、美味いもん食うて。
んで、ドーミーインで温泉入って♨️ストレスフリー!


と、いうわけで、月曜日の朝、電車に乗って、大阪駅へ。

キャリーケースをコロコロ引いて、遠くへと旅立つのもワクワクするけど、ちっこいリュックひとつ担いで、お気軽に旅するのもまた、楽しいものだ。

愛用のウォークマンを装着し、音楽を聴きながら、JR神戸線に乗り、西へと向かう。

10時50分頃、明石駅に降り立つ。
お天気は、なかなかの曇天。
にわか雨くらいなら、いつでも降ってきそうやな。
駅前商業施設・ピオレ明石を突っ切って、やって来ました、『魚棚商店街』。
朝メシに、明石焼きをいただきましょう!

『かねひで』は、まだ11時前なのに、ほぼ満席。
隅っこに一席だけ空いてたテーブルに陣取る。
明石焼き15個と、タコ飯セットを注文。
お出汁にタコ焼きをくぐらせて、ハフハフ!と口に運ぶ。
とろーり、とろけてタコうまし!
ちょーど良い、出汁のしょっぱさ。たまらんねえ。
タコ飯と、タクアンをたまに間に挟んで、口内温度を下げてから、やにわにタコ焼きに戻る!

あー、美味しかった。
もう、山陽本線に乗ったら、明石駅で降りずにいられないからだになってしまった・・・。

電車の時間に合わせて、明石駅に戻る。
明石駅ホームで、不吉な駅内アナウンスが流れてる。

「えー、姫路行きの新快速が、車輌点検のため遅延しております。姫路に向かわれる方は、次の普通網干行きにお乗り下さい」だって。

まーた、新快速の遅延ですか?
前に岡山行った時も遅れまくってたやん。
大丈夫なんか?JR西日本??

ダイヤが大幅に乱れつつ、乗り換えしてなんとか姫路駅に着いたものの、播州赤穂行きの次の電車は50分後。
普通電車の旅は、コレがあるからなー。

姫路駅で時間つぶしするにも、50分は中途半端。
駅を降りてどこかに行くわけにもいかん。
ホームの『駅そば』で、立ち食いそばを食いましょう。
お昼時でもあり、ダイヤの乱れもあってか、いつもはガラガラの駅そばは、狭い店内に客があふれてる。
満杯のカウンターをかいくぐり、ようやくスペースを確保し、きつねそばを食う。
あっさりした中にもコクがある、駅そば。
美味い〜。(ホッコリ)

食事後、ホームの待合席で、スマホをいじりながら電車を待つ。
隣の席に、登山系小太りおっさんが座ってるが、いい歳したおっさんのくせに、ヤケに落ち着きがない。
ガサガサ、ワサワサと、小刻みに体を揺らしてる。
そのたび、汗っぽいにおいが、こっちに漂ってくるのが、うっとおしいったら。
こちらは、マスクを深くして、対抗。
・・・えーい、電車は、まだ来んか?

13時前、播州赤穂行きの電車に乗り、30分ほどで相生駅に到着。
さらにそこから岡山駅へは、1時間ほど。
なんとか窓際の席を確保し、美作〜備前のローカルな電車旅を満喫する。

スマホいじったり、ボーッと車窓からの景色を眺めてたり、音楽聴きながら考え事をしたり、しなかったり。
特に目的地がない故の、ぽっかりと生じる、移動だけの時間が、好きだ。
何にもない、変な時間と空間。

窓枠にもたれながら、ボーっとしてたら、いつの間にか岡山駅に到着。
やっとこ移動して着いた、普通電車ならではの到達感が、たまりませんな。

岡山到着の時刻は、14時38分。
駅構内でトイレを済ませてから、改札を出る。

岡山駅の商業施設『さんすて』内にある吾妻寿司で、ハイボールを一杯だけひっかけましょう。
にぎり盛り合わせをおつまみにして。
地の魚で盛り合わせ出してくれるので、毎回、少しずつ握りの種類がアレンジされてる。
今日は、シャコが無かった。ちょっと残念ー。
そのかわり、鯛が美味しかった。鰆も良かった。
寿司での昼飲みは、サイコーじゃのう。
ハイボール、美味しおいし!!

少しほろ酔い、ご機嫌になって、岡山駅に戻る。

高松行きの急行マリンライナーの窓際席を確保し、岡山から、うどん県へ出発!
マリンライナー号で、今日も瀬戸大橋を渡る。

少し薄曇りだが、雲は流れているようで、夕陽はキレイに見れるかも。
ほろ酔いで、うとうとしながら、瀬戸大橋から見える絶景を堪能する。
・・・何回渡っても、いいねー。(ウットリ)

本日の目的地、うどん県・高松駅には、16時35分到着。

夕陽を見るにはちょうどいい時間だ。
せとしるべのある突堤に歩いて行く。

もう30分もしたら、日の入りだ。
サンポートを、ゆっくり海を見ながら歩いていく。
少しずつ、空がオレンジ色に染まってくる。

ありゃ?
せとしるべは、高波と強風で、閉鎖されとる。
ガッカリ😮‍💨

サンポートの海辺の階段に座り、夕日の落ちてく空を見上げてる。
山影に夕日が落ちて、輝く瞬間。

雨上がりで、雲に反射して、今日は残照が美しく見えるんやなかったか。
写真大好きな元上司が、そんなことを言ってたのを思い出す。

残照で、空一面が茜色に染め上げられる。
全天が、オレンジ→茜色に変わりながら、真っ赤にぼうっと輝いて、幻想的だった。
幻想的な美しい夕方の空をぼけーっと眺めつつ、フラッと立ち上がったら。
段差につまずいて、バランスを崩し、すてーん!とうつ伏せのままコケた。

何とか手をついて地面に激突するのは避けれたが、両脚が擦り傷だらけでヒリヒリと、打った膝がジンジンして、痛いーーー!!( ;  ; )

もっと夕日を見てたかったが、1人で転んで恥ずかしかったので、コソコソとその場を立ち去ったのでした。

うう、恥ずい・・・。

コケて、じんじん痛む両足をかばいながら、高松駅前を抜けて、夕方の兵庫町商店街を歩く。

先日、上司に美味しい『かしわバター焼き丼』を食べさせてくれる食堂を教えてもらったので、そこに行ってみることにした。

NHK高松のすぐそばにある、古い食堂らしいが・・・お、あった。

戦後から一切改修補修してないような、ボロボロの店構え。
知らずに通りかかっても、開店中の食堂とは気が付かないような、薄汚れた外観。
聞いてた通りの店やな。

すいませーん・・・、と店内を覗いたら、ムスッとした店主が、包丁使って、ひたすら仕込み作業をしている。

いらっしゃいませ!の一言もなし。
てゆーか、一切、こっちを見ようとしない。

カウンターには、1人だけ客がいた。
地元民風の、ガタイの大きなヤカラっぽいお兄ちゃんだ。
ものすごく機嫌悪そうな顔つきで、肘をついて茶碗を抱き抱え、なにか食ってる。

う、うわー。
なんかとっても治安の悪そうな感じが、プンプンしはりますなあ。

やっぱ、この店、入るのやーめた。(なんかめんどくさそう)

クルリ、と踵を返し、第2候補のラーメン屋に行き先を変更。
夕闇が覆う高松市内を、痛む足をかばいながら、トボトボ歩く。

前回行ってみて、とても美味しかったジャン麺の店が、今日の高松メシの第2候補。
たしか、あそこの薬局の角を曲がって、2階にある・・・って、本日は休業日ですた!!( ; ; )

鶏ガラ辛スープに〆のゴハンを落として、雑炊にしようと思ってたのに!楽しみにしてたのに!!

とてもガッカリしながら、本日の宿、ドーミーイン高松に歩いていく。

あーあ・・・だったら、シメで行くつもりだった、行きつけの焼き鳥屋さんに行こ。
焼鳥つまみに、大いに飲みましょう!

・・・行きつけの焼き鳥屋、3連休の最終日なのに、ちゃーんと休業日。

3連休なんやから、そこは営業しとけよ!?

呆然として、南新町商店街付近をウロウロするも、代わりの店はすぐには見つけられず。

あーあ、もうめんどくさい。
いいもんね、もう夕飯は食べない!!(逆ギレ)

ホテルに引きこもって、部屋飲みしてやるもんね。

その辺のセブンイレブンで買ってきたサンドイッチを食べ、安い酒飲んで、くだをまく。

夜に、大浴場で温泉に入る。
が、足のすり傷が、しみるっ!痛いっ!クソー!


もうイヤ!(フテ寝)

翌日。

ホテルで部屋飲みし、酔っ払って、フテ寝してたら華麗なる寝落ち。
いつの間にやら朝が来た。

私は、いったい高松になにしに来たんだろう・・・と、自問自答しながら、朝風呂。
熱い湯が気持ちいいけど、擦り傷にしみる!チクショー!

わざわざ高松まで来て、観光名所に行くわけでなく、名物を食うわけでなく、居酒屋でお酒を楽しむわけでなく。
夕日を撮影して喜んでたら、コケて、すり傷だらけになっただけ。

せめて、治安悪そうな食堂でも、かしわバター丼を食っときゃよかった・・・と、今さら後悔してももう遅い。

ドーミーイン高松をチェックアウトし、トボトボと高松駅へと歩き出す。

せめて、朝食はうどん食っとこ。

土産屋さんで、各所にお土産を買い、電車に乗って昼前には、岡山駅に到着。

そうだ!気を取り直して、ここ岡山の名物『デミカツ丼』を食べよ!!ちょうど、お昼前やし。

スマホで、駅近のデミカツ丼の名店を探し、さっそく早足で歩き出す。

間もなくお昼どき。ランチ客でいっぱいになる前に入店しとこう。

『カツ丼野村』に到着!!
やった、なんとか誰も並んでない時間帯に来れた!!

・・・ん?なにやらドアに札が。

『閉店中』

・・・。

何もかもがイヤになって、岡山駅前に戻る。
用もないのに、ビッグカメラ岡山駅前店に入り、虚ろな目をしてウロウロする。

なんで、こんなに上手くいかんかなー( ;  ; )

次は、しっかり下調べして、ぶらり途中下車の旅をしよう、と、心に誓う羊好大尉なのでした。

【おしまい】