浜名湖の夕陽を見にいく旅2022.2


2月某日。

ふと思いたち、夕陽の写真を撮りに、浜名湖弁天島に出かけることにした。

浜名湖畔の夕陽が美しいのは有名やけど、関西人の羊好大尉はそんな知識は全然なく。

2年前ほど前に、浜松の空自施設エアパークに遊びに行った帰り。

たまたま電車の窓から見た、空一面を真っ赤に染めた夕陽があまりにもキレイだったので、後で調べて、浜名湖の夕陽について知ったのだった。

以前にも浜松城に遊びに行ったとき、フラッと弁天島に寄ってみたが、日が落ちる3時間以上前に現地に着いてしまい、ヒマすぎて夕陽は諦め、サッサと帰ってしまった。

今日は、ちゃんと浜松地方の天候や日没時間もしっかり調べた上で、出発。

新幹線で名古屋まで出て、名鉄に乗り換え、豊橋駅にお昼ごろ到着。
豊橋で途中下車し、まずはお昼ごはんだ。

以前、伊勢湾フェリー旅のときにも豊橋駅には来たが、バスとフェリーの時間の兼ね合いから、昼メシを食い損ねてしまった。
その時食べたかった『豊橋カレーうどん』を、ランチにいただきましょうかな。私は、食に関しては執念深いのだ。

何ヶ所か豊橋カレーうどん屋の候補があり、駅前に散らばってるようなのだが・・・豊橋駅前の街は初めてなので、ようわからんな。

テキトーに商店街をほっつき歩いていたら、『東京庵ときわ店』にでっくわしたので、迷わず入店。

カレーうどんくださーーい!

「あいよ、おまち」
と、出てきた名物『豊橋カレーうどん』。
甘いタマネギ、豚肉に豆腐とうずらの卵。
丼の底には、ご飯が潜っているのがご当地カレーうどんの特徴だ。
少しとろみがかった出汁をいただいてみる。
いいねー、美味いねーー。
どれ、うどんもいただきましょうかな。とぅるとぅる。
タマネギとカレーつゆの相性抜群。

うどんと絡めてずるずる食うてたら、ちゃんと汁も跳ねるが、店のおばあちゃんが紙エプロンくれたので、大丈夫やで!

こころゆくまでカレーうどんを堪能した後は、底にあるご飯とカレーつゆのおじやタイム。

レンゲですくって、カレーおじやを食べる幸せ。
豊橋に来て良かった!カレーうどん食べて良かった!!
ヒンナヒンナ!(最近ゴールデンカムイを読み始めた)

最後までとっといたうずらのタマゴも食べ、完食でござる!うますぎて、紙エプロン付けたまま、店を出るところでした。
念願の豊橋カレーうどんを食べ、大満足したあとは、町外れの川沿いに『吉田城址』公園があるので、歩いて行ってみよう。

かつての旧東海道をまたいで歩き、15分ほど。
吉田のお城公園に到着だ。

途中、ハリストス教会⛪️もあったが、整備工事中だった。
吉田のお城公園を散歩する。
案内板を見たら、ここは、かつて陸軍豊橋連隊の駐屯所でもあったので火薬庫跡とかあるらしい。
ふーーん。

天守閣とかはないけど、公園奥に櫓があるので、そこへ向かいましょう。

城址ゆえ、ところどころに石垣のあととかあり、風情よし。
櫓に出る。天守閣やないけど、立派なもんやね。

中には資料館があり無料で入れるが、そゆのにはあんまし興味ないので、スルッとスルー。
中より、外観をしげしげと見てやりましょう。
見上げてみたり。
川そばに降りていくと、遊歩道が。

あ!川にはカモ🦆が泳いでいるよ!(カモ好き)
降りてみましょう!
川沿いの遊歩道も、公園の一部らしく。
素晴らしい公園ですな。
川沿いに散歩しながら、鴨愛でる。
三河の国まできて、カモ散歩できるとは。
広いし、景色も良いし、川沿いに遊歩道もあって、いつまでだって居たかったが、次の目的地に行く時間もあるので、名残惜しいけど、吉田城址公園を後にする。

さらば、三河のカモたちよ。徳川カモ軍団よ。

次の目的地は、浜松。
おいしいおいしい浜松餃子を、オヤツがわりにいただくためだ。
再び電車に乗って、豊橋から浜松へ。
電車から車窓に流れる景色を、ボケーっとながめる楽しさよ。ウォークマンで音楽聴きながら、電車に揺られる。

そんなんしてたら、浜松駅、到着。

早速、浜松駅ビル内にある、浜松餃子の老舗に向かうが、もうすぐ夕方の4時だっつうのに列をなしてまんがな!

なんでやねん。

いかんなー。サクッと餃子食うて、浜名湖に向かうつもりだったのに、これでは夕日の時間に間に合わんカモ。

仕方なく、浜松餃子は後回しにして、浜松駅に戻り、みたび電車に乗る。
今日の目的地、浜名湖畔の弁天島へ。

15時50分。弁天島駅に到着。

浜名湖畔からすぐのところに、弁天島駅はある。
駅から道路を渡り、ホテルの間を抜けて、浜名湖をのぞむ湖岸へ。

ここで、浜名湖から遠州灘に沈みゆく、美しい夕陽の絶景を撮影しよう。

広い芝生や、遊歩道もあり、居心地は良い浜名湖畔。
その辺をウロウロし、撮影ポイントに近い石段に腰を下ろす。
まだ日の入りまで時間もあるので、座って浜名湖の景色を見よう。

日没予定は、16時50分。
浜名湖のほとりは、遮るものがないので、海からふく寒風がモロにきて、寒いさむい。
陽が沈むまで、まだ時間あるみたいだ。
スマホでもいじって、気長に待っとこ。
本格派の撮影組は、沖の鳥居⛩と落日が重なるポイントを巡り、おしくらまんじゅうを繰り広げている。


ご苦労さんなこって。
寒いから、膝を抱えて震えながら、スマホをいじる。
やっと日も落ちてきて、それらしい絵になってきた。
ガタガタ震えながら寒さに負けず、粘ってよかった。

さーて、浜名湖の夕陽、撮ったんでえ。
前に陣取る本格派組が、じゃまやなー。
私が撮影基地として座ってたブロックの前に、仲の良さそうなカップルが立ち止まり、雰囲気よさげ(イチャイチャ)。全然動かない2人。
あのう、夕陽が見えないんれすけど。
・・・このまま撮っちゃえ。
まあ、ちゃんと夕陽写真を撮影できたんで、大成功!
別に、鳥居⛩と重ならんでも、じゅうぶん美しい。

もう、日も落ちて、だいぶん寒いから引き上げや。
電車のお時間もありますしね。

この後、日没後の残照で、全天真っ赤に染まる景色もあんねんけど、寒いしもういい。

かーえろかえろ。

弁天島駅で電車に乗り、浜松に戻ってきた。
浜松餃子の老舗「石松餃子」に並ぶ。

焼き餃子定食🥟15個セットと静岡麦酒で、夕陽写真撮影成功にカンパーイ!
焼き餃子、美味い!!
さすが浜松餃子の老舗、ハフハフ、間違いねーわ。
野菜が甘いのがいいねえ。ビール🍺もウマい。
ヒンナ、ヒンナ!
レジを見たら、浜ちゃんが『ごぶこぶ』ロケできてたらしく、ごぶごぶシールが貼ってた。
そういや、筧利夫と来てたなあ。みたみた。

浜松駅から、JRで豊橋へ。
名古屋駅までは、名鉄の快速に乗ってかえる。

この豊橋から名古屋までの車内が、とんでもなく寒い。
コロナ対策で換気をよくするためだろうが、駅に着くたびに全扉が開きっぱなしで、冷気が襲ってくる。
さ、寒い!泣きそう!!

ジャンパーをガッツリ着込んで丸くなり、座席足元からくる温風だけを頼りに、1時間の冷凍乗車を乗り切る。
シベリア鉄道なんですか?これ。

すっかり体が冷えたので、名古屋駅に到着するや、駅構内のきしめん屋に飛び込む。
ゔー、手も指も冷えきっとる。
牡蠣入り味噌きしめん、一杯ちょうだい!あっついの!
熱い味噌きしめん
味噌のお出汁が温めてくれるー(ホッコリ)。

人心地ついたあと、地下鉄で栄へ。
本日のお宿、『ホテルドーミーイン栄』に、投宿だ。
名物、無料夜鳴きそばを夜中にいただき、その足でドーミーイン大浴場へ。
旅の垢を洗い流す。

ふー。、温泉がしみよんなー。
今日は寒いかったしなー。湖畔も吹きっさらしやったし。

湯につかりながら、本日の旅を振り返るに、カレーうどんきしめん、らーめんと、ステキ麺な日だった。
浜松餃子も良い仕事をしとった。
こんな幸せな事はなき。

湯上がりに休憩室に入ってみたら、ドーミーイン名物、風呂上がり無料アイスに、ハーシーズアイスが!

部屋に帰って、口の周りをチョコまみれにして、ペロペロチョコアイスを食うのでした。
寒い冬の日のアイスも良いもんデス。

さ、疲れたし、寝よ寝よ。


翌日。

朝から、温泉につかり、ホコホコする。
朝風呂って良いですよねー。


さて、ホテルをチェックアウトして、出かけよう。
今日も名古屋はいい天気やね。
朝メシ食いに、栄の地下街へ。
モーニングは、喫茶店『コンパル』。

いつものエビフリャーサンドと、コーヒーホットをいただく。コーヒー、美味い!

公園に上がって、散歩。
その後、名古屋の地下街をぶらぶらしたり、お土産買ったり、デパ地下で矢場とんの串カツを買ったりしてたら、昼前になった。

名古屋ランチは、『味仙』。
からーいラーメンでもいただこうかな。
15分ほど行列に並び、台湾ラーメン卵入りを注文。

名古屋メシの代表格『味仙』の台湾ラーメンは、今回初めていただく。
メニューをながめてたら、アレもコレも、なかなかの値段帯。ふーん。

出てきたラーメンは、意外と小さいどんぶりだった。
少しすすってみると・・・おーおー、かなり辛いな、これ。
のどにひっかかったら、ヤバいやつだ。咳が止まらなくなるで。
慎重に、麺をすすることにした。とぅるる。とぅるる。

辛いけど、美味い!!鶏がらスープかな、ダシがよう出てて、スープを飲む手が止まりません。
卵で辛さをまろやかにもして。
汗だくになって、台湾ラーメン完食なのでした。さすが!


浜名湖の夕陽も見れたし、名古屋メシも満喫できたし。

良き旅となったのでした。

【おしまい】