瀬戸内お花見旅2021.3



3月某日。

うどん県へのお花見旅をすることにした。

高松・お花見、と検索してみると、瀬戸内海の『女木島』が候補にあがった。

そして、高松市内の名所、栗林公園内の桜並木。
両方行ってみるかい。

朝も早よから新大阪駅から新幹線に乗って岡山へ。

岡山駅マリンライナーに乗り換え、瀬戸大橋を渡り、高松には、お昼前に到着した。

女木島行きのフェリーの出発時間まで、少し余裕がある。昼メシはうどんをいただきましょうかな。

高松駅構内にある立ち食いうどんの老舗『連絡線うどん』に行ってみた。
あれ・・・閉まってる?こんなお昼時間帯に?
おかしいな、と思ってよく見てみたら、貼り紙が。
この1月から臨時休業だってえ?

ショックのあまり、3歩後ずさる。

のんびりとしたうどん県にまでにも、コロナの影響が及んでる。
私の愛する『連絡線うどん』が!
肉うどんを楽しみにしてきたのに!?

諦めて、改めて駅前のうどん屋メリケンや』へ行く。

この店はサイドメニューが豊富なので、まあ、これはこれでヨシとしましょう。

肉ぶっかけ小と、お稲荷2個、とり天マヨを注文。

讃岐うどんらしい、コシの強いうどんを、久しぶりにのどに流し込む。ウマウマ!

昼メシを済ませ、フェリーターミナルで乗船チケットを購入。高松港から、女木島までは、フェリーでたった20分。
料金も370円。
お気軽に瀬戸内フェリーを楽しめるのが素晴らしい。

出港の10分前からフェリーに乗り込み、船内を大人げなくウロチョロ歩き回る。テンションも上がって、なんだか興奮してきました。

おっと、そろそろ出港だ!甲板に出て、敬礼だあ!

高松港を、ゆっくりと離岸するフェリー『めおん2』号。

右舷に見えるのは、山上の夕陽がキレイな屋島
前回行った時は、タッチの差で夕陽は見れなかったが、それもまた良い思い出だ。
美しい夕陽なんてのは、そう簡単に見れないものだ。

島影や、キラキラ輝く海の波間をぼんやり見ていたら、あっという間に、女木島到着。

港のそばの観光案内所をながめていたら、『鬼の洞窟』行きのバスとか、島内巡りのレンタサイクルとかある。

女木島は、桃太郎の鬼ヶ島元ネタといわれ、島の奥には鬼の洞窟とやらがあるもよう。


洞窟の先に展望台があり、そこが桜の名所らしいけど、時間はかかる、と。

・・・うーん、めんどっちいな。
山上の桜も、どうもまだ咲ききってなさそうだし。
展望台はやめにして、近くの神社⛩行って、その辺の桜を愛でましょう。

港を出て、海岸沿いにずーっとお散歩。

瀬戸内の海。春の海。島の海!!
青空がどこまでも続く。海の向こうには、島影があちこちに。
絶景かな絶景かな。

海岸に立ち止まり、瀬戸内海の美しい光景に見惚れる。
桜は、あまり咲いてなかったけど、ぜんぜんいいや。

1時間後に、高松港に戻るフェリーが入港するので、港に戻って待つ。
今度は、もうひとつ向こうの男木島にも行きたい。
島猫が、ニャーニャー出迎えてくれるそうだし。

缶コーヒー飲んで待ってたら、帰りのフェリー来た。
高松に帰りましょう。

晴れの日の瀬戸内の春海。
ある意味、桜を見た、と言ってもいいで、しょう!

またまたフェリーから海を眺めてたら、すぐに高松港に到着。
今度こそ桜を見るため、琴電にコトコト揺られ、『栗林公園』へ。

あまりにも名所すぎて、今まで寄りつかなかった栗林公園。昨日から、夜桜のライトアップしとんのよね。

夜桜も良いが、昼間に普通にお花見しましょう。

やっと、見れた。桜の花見に来たんだった。
忘れとったわ。

まだ満開ではないけれど、美しい桜。
栗林公園はかなり広いので、ゆっくり歩いて見てまわる。
有料公園なので、アホみたいに人が押し寄せてないとこも、いいよなー。

風情あり、麗美あり、歴史あり。
落ち着く。

黙々と、いろいろ考え事をしながら、ゆっくり歩く。
ふぁさーっ、と舞い降りてきたのは、鷺か?

池の縁を、もたもた歩いとる。
人が多い所に、ワザと降りてきた感があった。

目立ちたいヤツなんかもしれん。無視してやろ。
そして、夜桜。

寒なってきた・・・。あまり遅くまではやめとこ。
もっと、真っ暗やと映えるんでしょうけどね。

わたしゃ、この後ホテル近くの焼き鳥屋で一杯ひっかける予定もあるので、帰らせてもらいます。

ことでん栗林公園駅まで歩き、瓦町でおりて。

定宿『ドーミーイン高松』にチェックインし、すぐに焼き鳥屋大吉にしけ込む。

ハイボールで1人飲み。
あーー、うめえ。
焼き鳥をサカナに、吉川英治三国志』を読み、飲む。

いい感じになって、焼き鳥屋を出る。
劉備は、関羽張飛義勇軍を率いてウロウロしとるとこ。
まだ、9時やなー。

とはいえ、コロナのせいか、飲食店はほぼ終わっとる。

パチンコ屋はあいとんで、北斗パチでも打っとくか。
そしたら、結構連チャンして、一万三千円お土産にくれた。

ありがとう、北斗パチよ!
これで、交通費はタダになったかな。
ご機嫌で、ホテルに帰還。

ドーミーイン名物『夜鳴きそば』をいただく。
あっさり支那そばが、小腹を満たしてくれんだよね。

そのあと、大浴場で思う存分手足を伸ばしてゆーっくり入湯。
フェリー花見の疲れを癒してくれる、ナイスな温泉。

部屋のベッドもふかふか。
歩き疲れもあり、すぐに深い眠りにつく。

むにゃむにゃ。
今年度の羊好大尉、ホントにお疲れ様でした。
誰もほめてくれないから、自分でほめとこう。
おやすみー。

翌日。

天気予報通り、香川県も朝から雨が降りだしているよう。

長居は無用だ、岡山駅に出て、新幹線乗って帰りましょ。

岡山駅ホームで、朝メシとして『倉敷ぶっかけうどん』で、おろしぶっかけ冷をすする。
定番の美味さよな!さあ、帰ろう!!

【おしまい】