うどんサイクリング部(丸亀編)2020.11
11月某日。
うどん県を目指す旅。
うどんサイクリング部活動の一環だ。
うどん県を目指す旅。
うどんサイクリング部活動の一環だ。
うどんサイクリング部とは、食べたうどんの分だけサイクリングし、カロリー摂取をなかったことにするという、健康的な部活のこと。
香川県の正式コンテンツだ。(うどん一杯のサイクリング地図もある)
友人ひうらーと、いつものように新大阪駅で合流。
うどん県に向かう途中で、岡山観光もしたいので、9時には岡山に着くよう、早めの集合とした。
朝イチの新幹線は、3連休初日なので、自由席はえらい混み合っていた。
しゃーない、立って乗るか。岡山なんてすぐだしね。
座ってようが、立っていようが、羊好大尉とひうらー伍長が寄れば雑談に花が咲き🌸
ぺちゃくちゃ飛沫を飛ばして2人で話してたら、あっという間に岡山駅に到着でござる。
なんか、岡山駅前で、朝メシ食いたいな、とメシ食うとこ探したが、適当なとこが見つからず。
ハラヘッタ、ハラヘッタを繰り返し、ひうらーを困らせてたら、岡山城への路面電車が来た。
なんか、岡山駅前で、朝メシ食いたいな、とメシ食うとこ探したが、適当なとこが見つからず。
ハラヘッタ、ハラヘッタを繰り返し、ひうらーを困らせてたら、岡山城への路面電車が来た。
チンチン電車や!カッケー!!
すぐに乗り込む。
なんて優美なお姿なんでしょう。
入場料を払って、天守閣も登る。
おお、天守からの景色よ。
迷う事ないさ、買え買え、買っちゃいなよ。
旅する理由付けにもなるやん。ロクでもない御朱印とかに比べたら、よっぽど健全やで。
「しかしなー、城印まで手を出したら、キリがないつーか、スタンプラリー感がなあ」
ケケケ、なにを今さら。
完全にスタンプラリーやん、御朱印かて。
「感受性欠落野郎は黙ってろよ💢。神社仏閣の御朱印は神聖なもので・・・」
と、ひうらー伍長のウンチクがはじまりそうになったので、素早く逃げた。(結局買ったらしい)
たっぷり岡山城を鑑賞した後は、後楽園をぶーらぶらする。広くて、見応えありの、名園。
紅葉もあって、とてもキレイだ。
ん?この特急、自由席も特急料金いんの?
朝メシ食わぬままなので、お腹はペッコペコだ。
駅前のまるがめレンタサイクルで自転車を借りる。
駅前のまるがめレンタサイクルで自転車を借りる。
5時間で200円の安さよ。
事前に調べていた、『中村うどん』へ行ってみましょう。
行列必至のうどん屋だそうで、楽しみすぎる。
行列必至のうどん屋だそうで、楽しみすぎる。
では、私についてきてくださーい。
レッツ、うどんサイクリング!
ひうらーを引き連れて、港から東へ自転車を走らせる。
潮風も浴びて、ヨットやら漁船がズラッと並ぶ港地区を横切って走るぜ。
サイクリング、気持ち良いねーー!
良き感じにサイクリングを楽しんだあと、『中村うどん』に到着でーす!自転車は、テキトーにその辺に停めて、と。
昼過ぎなのに10人くらい列ができてる。
さすが人気店。期待感はいやがおうにも高まる。
15分ほど列に並び、やがて店内へ案内され。
「ハイ、お2人さんですね、あの奥の席へどうぞ」
と、店のおっさんに指さされた端っこの席に、いそいそと座る。
「ハイ、奥のお客さんのうどんあがり!」
すぐに、うどんを湯がいてた店員に呼びつけられ、荷物を置く暇もなく慌てて席を立つ。
香川県にありがちな、その店独自のセルフシステムに、大いに戸惑う、羊好大尉とひうらー。
15分ほど列に並び、やがて店内へ案内され。
「ハイ、お2人さんですね、あの奥の席へどうぞ」
と、店のおっさんに指さされた端っこの席に、いそいそと座る。
「ハイ、奥のお客さんのうどんあがり!」
すぐに、うどんを湯がいてた店員に呼びつけられ、荷物を置く暇もなく慌てて席を立つ。
香川県にありがちな、その店独自のセルフシステムに、大いに戸惑う、羊好大尉とひうらー。
なんなん?席に座ってから、うどんをまたもらいに行くって?
ハテナマーク❓を頭上に浮かべながら、言われるがままにうどんを受け取りに行くと、
「温かいうどんにしたかったら、5秒お湯に入れてね」
「天ぷらとか取るなら、その台から皿に入れてね」
などと、矢継ぎ早に店員に命じられる。(忙しそう)
「温かいうどんにしたかったら、5秒お湯に入れてね」
「天ぷらとか取るなら、その台から皿に入れてね」
などと、矢継ぎ早に店員に命じられる。(忙しそう)
聞き返す間もなく、よくわからんまま、5秒間うどんを温め、天ぷら用の皿を取り、おあげさんを乗せ、トレイを掲げて、早足で調理台を後にした。
戻ってみると、我々の端っこ席は、後発の女子5人組が、サッサと占拠していた。え!?ちょ、ま・・・。
戻ってみると、我々の端っこ席は、後発の女子5人組が、サッサと占拠していた。え!?ちょ、ま・・・。
席には荷物も置くヒマもなく、うどんできたと呼び出されたので、もはや領有権主張もできるわけなく。
とはいえ、アンタが奥の席を指定しといて、なんで私らが宙に浮かなあかんねん。おかしいやろ!?
この辺りから、うどん屋に対する不信感は増しに増し、イライラしてきた。
たかがうどん食うのに、なんでこんなゴチャゴチャせなあかんねん。
席といい、うどん取りに来させる段取りといい、湯がくシステムといい。湯がくのは、お前らがやっとけよ。
なんやねん、また5秒湯がけ!とか意味わからん。
ブツブツ言いながら、なんとか席は確保し、早速、うどんをいただく。とぅるとぅる。
・・・。
うどん、やわこい。
汁ぬるい。
・・・なに、これ?
不味いわけではないし、お代金はものすごいリーズナブルなので、いいんやけど。
いいんやけど・・・。
2人とも、モヤモヤしたまま、無言で店を出た。
・・・さ、次は丸亀城に行きましょうか。
うどん、やわこい。
汁ぬるい。
・・・なに、これ?
不味いわけではないし、お代金はものすごいリーズナブルなので、いいんやけど。
いいんやけど・・・。
2人とも、モヤモヤしたまま、無言で店を出た。
・・・さ、次は丸亀城に行きましょうか。
自転車乗り込んで、と。
土器川沿いに南下し、橋を渡り、古風な街並みを通り過ぎて、颯爽とサイクリング。
丸亀城に到着でーす。
自転車を近くの公民館駐輪所に置きながら、改めてさっきのうどん屋への不平不満をブツブツ言い出す、羊好大尉とひうらー。
私は基本的には温厚な羊。ひうらーも食べ物の事で、ヤイヤイ細かいことは言わないタイプだが・・・。
けど、アレはないよなー、席の指示しておいて、別の客を座らすか?
と、ついつい吹き出ちゃう不平不満。
まあ、セルフサービスは、人件費と価格の兼ね合いなんやから、それはええわ。
あのヌルい出汁。ぶっかけ頼んでるんやったらわかるけど、フツーの温うどん頼んでんのに、おかしいやろ?
うどんだけ5秒湯がいても、なんの意味あんねん。
と、内心積もっていたさっきのうどん屋への不平不満を、ブツブツ言い合う。
うどん屋への不満と、自転車は公民館駐輪所に置いて、と。
ひうらーは、「保つかな、オレの膝・・・」
と、岬くんみたいな事を言っていた。
行くしかない!御城印も待ってるし。
少しずつでも、登ってこう!
と、岬くんみたいな事を言っていた。
行くしかない!御城印も待ってるし。
少しずつでも、登ってこう!
登って登って・・・。
登って登って・・・。
三の丸から下界見下ろし。
四国独特の地形もあって、景色よし!
四国独特の地形もあって、景色よし!
もう疲れちゃった・・・。
天守閣の写真も撮ったし、さあ帰ろ!
と、私がサッサと下城しようとしたら、
「わざわざ天守閣まで登って、中も見ないで帰ろ!とか、あり得ないし。ひょっとしてアホなんか?」
と、主張するひうらーは、嫌がる私を引っ張って、天守閣内に入城。入口でご城印をゲット。
天守閣の写真も撮ったし、さあ帰ろ!
と、私がサッサと下城しようとしたら、
「わざわざ天守閣まで登って、中も見ないで帰ろ!とか、あり得ないし。ひょっとしてアホなんか?」
と、主張するひうらーは、嫌がる私を引っ張って、天守閣内に入城。入口でご城印をゲット。
丸亀城の天守櫓は、中は狭く、上階に行くほど狭くなり、梯子のような急階段を、こわごわ登り降りしなくてならない。
城内には、古い由緒あるお城の資料が並べているだけ。
「・・・これは、早よでましょか」
と、ガッカリするひうらー。
城内には、古い由緒あるお城の資料が並べているだけ。
「・・・これは、早よでましょか」
と、ガッカリするひうらー。
だーからやめとけ、っつったのに。
まあ、ご城印をもらいたいのはわかるけどさ。
長めに広場で休憩した後、急な坂を下って、大手門まで戻ってきた。
あとは、自転車乗って、丸亀駅前に戻りましょう。
丸亀駅から、快速『さんぽーと南風リレー号』に乗って、高松へ。
サイクリングとお城登りに疲れたので、ぐっすり寝ちゃう。
ブウブウ寝ながら、半時間ほど電車に揺られて。
高松に着いたら、『屋島山上展望台』へ。
そこから見る夕陽が、とてもキレイだそうで。
本日の日没は17時。
今はまだ15時30分なのだから、余裕、よゆー。
そう思ってノンキに琴電の高松築港駅で電車を待っていたら・・・。
あれ?いつまでたっても、電車が来んで?
駅のダイヤをまじまじと見てみたら、『コロナにより間引き運転中』と貼り紙しとる。
ひうらーが、駅改札口の駅員に、屋島駅までの行き方を聞きに行ったら、
「あーはい、そこに立たないで!横によって、距離を取って下さい。ハイ?あ?屋島行く?瓦町で乗り換えて、すぐですけどね!?」
と、横柄な態度で、言葉を投げつけられてた。
ひうらーは、カンカンになって戻ってきた。
「アイツは、なにをあんな偉そうやねん!瓦町で乗り換えるなんて、わかっとるわ。コロナの間引きダイヤでどうなってるのかを聞きたかったのに、なんやあの態度は!?」
どこにでも、横柄な口の利き方するヤツは、いるもんですなー。腹立つよね。
やってきた電車に乗り、瓦町駅到着。
ここで、15分乗り換え待ちらしい・・・んん???
4番乗り場に足を踏み入れるやいなや、つうーっ、と乗りたい電車が発進していった。
「あんなギリのタイミングやったら、ちょっと走ったら間に合ってたやん!」
と、友人ひうらーは、憤懣やる方ない、といった表情で怒り出した。
ここで、15分乗り換え待ちらしい・・・んん???
4番乗り場に足を踏み入れるやいなや、つうーっ、と乗りたい電車が発進していった。
「あんなギリのタイミングやったら、ちょっと走ったら間に合ってたやん!」
と、友人ひうらーは、憤懣やる方ない、といった表情で怒り出した。
あの駅員はけしからんですな!と、私もメーメー鳴きながら、非難したら、ひうらーにジロリ、と睨まれた。
「そもそも、テメーがちゃんと電車の乗り換えを調べてたら、こんなギリギリのスケジュールで動かんでよかったんやで?『現地決定』・『無計画』・『無目的』、『行き当たりばったり』でやっとるから、こんな事になんのや!!」
とか、ギャーギャーゆうてたら電車きた。
バスが、山の上を進んでいくうちに、空はみるみる茜色に染まっていく。
秋の夕日は、落ちていくのが早いはやい。
間に合うかなー?
とかしてたら、屋島山上展望台、到着!!
夕日に間に合えーーーーー!!(駆け足)
で、でも、まあ、残照は見れたから、よかった、ヨカッタ。
「ヨカッタじゃねーよ!残照でもこんなにキレイだったなら、絶対夕陽がみたかったやん!!」
と、ひうらー伍長殿が叫んでいたが、沈んじまったものはしようがない。
また来りゃいいさ・・・。
「ヨカッタじゃねーよ!残照でもこんなにキレイだったなら、絶対夕陽がみたかったやん!!」
と、ひうらー伍長殿が叫んでいたが、沈んじまったものはしようがない。
また来りゃいいさ・・・。
それにしても、キレイやなあ。
うは、疲れた身に、ハイボールがしみわたるー。
泣きそう!!
カットしてくれてるから、手もベトベトならんでええし。
親鳥が美味しかったので、ヒナ鳥も注文したら、これまた柔らかくて美味しい!!
骨付鳥をつつきながら、楽しい高松の夜は、更けてゆくのでしたー。
骨付鳥をつつきながら、楽しい高松の夜は、更けてゆくのでしたー。
高松市内のホテルに投宿し、大浴場でホコホコする。
疲れが癒やされるうー。
雲ひとつない好天で、田舎で空気もキレイ。
わざわざローカル線に乗って、終点まできて。
いい天気の中、これからのんびりとお参りして、山上から下界を眺める。
まさに、最高のシチュエーションですなあ。
と、小さな幸せを確かめていると、横で友人のひうらーが、
「御朱印!ついでに奥の院もいって御朱印!!オマケにもひとつ御朱印!!!」
とか、今日も目をらんらんとさせている。
そうじゃない。
わざわざローカル線に乗って、終点まできて。
いい天気の中、これからのんびりとお参りして、山上から下界を眺める。
まさに、最高のシチュエーションですなあ。
と、小さな幸せを確かめていると、横で友人のひうらーが、
「御朱印!ついでに奥の院もいって御朱印!!オマケにもひとつ御朱印!!!」
とか、今日も目をらんらんとさせている。
そうじゃない。
そうじゃないんだよなー。
本日の金毘羅さんは、連休好天でもあり、なかなかの人出のようだ。
狭い階段もあり、前ゆくおじいおばあもゆっくりと登ってたりもあり、お子ちゃまがテケテケ駆け上がってたり。
常に周りの状況を見ながら、階段を登っていこう。
「あっ、水族館や!行かへん?」
「杖、借りるの金とるんかい!せっこいのー」
「5人百姓や!ホンマに5人や!!」
「なんで横の別宮寄らんねん。御朱印のにおいがプンプンしますぞ!」
とか、私の横の友人のひとは、周りの状況見すぎ。
お前は、まっすぐ黙って登れよ。
常に周りの状況を見ながら、階段を登っていこう。
「あっ、水族館や!行かへん?」
「杖、借りるの金とるんかい!せっこいのー」
「5人百姓や!ホンマに5人や!!」
「なんで横の別宮寄らんねん。御朱印のにおいがプンプンしますぞ!」
とか、私の横の友人のひとは、周りの状況見すぎ。
お前は、まっすぐ黙って登れよ。
金毘羅参り、ラストの階段。
マスクしたまま、ヒイヒイ言いながら、震える膝を堪えて、一段一段、ゆっくりのぼってく。
手すりあるから、手すりつかお。ヒイヒイ。
「アッ、羊好大尉が手すり使てる!軟弱なんちゃう」
と、アホな友人が言うとる。
マスクしたまま、ヒイヒイ言いながら、震える膝を堪えて、一段一段、ゆっくりのぼってく。
手すりあるから、手すりつかお。ヒイヒイ。
「アッ、羊好大尉が手すり使てる!軟弱なんちゃう」
と、アホな友人が言うとる。
以前のお参りで、坂も長階段も本国にないオランダ人が、「ウソヤロ!ナンジャコレ!コロスキカ!」
と半泣きで、何とか手すり使って登ってたのを思い出す。
のどかわいた!もうイヤ!しんどい!
本宮、着いたー!
今日も登りきったーー!ヒイヒイ!
マスクしたままは、ほんっとにキツいわ!ヒーー!
前回、後輩クニモト、ダーイシと一緒に来て以来やな。
およそ1年ぶりかあ。
マスクしたままは、ほんっとにキツいわ!ヒーー!
前回、後輩クニモト、ダーイシと一緒に来て以来やな。
およそ1年ぶりかあ。
ひうらーは、血走った目で「御朱印ーー!」と叫んで、何処かへ消えていった。
元気ですなー。
石段を慎重に降りていく。
途中で、なんちゃら宝物殿だの、新興宗教の本殿だの、旭社だのあるので、ひうらーは寄りたくって仕方ない。
その都度、厳しく却下。
いらんいらん。あんなもん、行ってもムダや。
宝物殿なんて、セミの抜け殻とか、両方削った赤鉛筆とか、ゴム鉄砲とかしかない。(決めつけ)
新興宗教の御朱印は、メチャ高いで!(決めつけ)
旭社で1円玉浮かしているヤツらは、全員株で大損します!(大ウソ)
「なんで、こんなストイックに真っ直ぐ降りてくねん?いろいろ寄ってこうよ」
と、ひうらーは不満そう。
ノドがすっごく渇いてるからです。早くジュース飲みたいねん。
サッサと琴電琴平駅に戻ってきたが、間引きダイヤなので、全然帰りの電車来ない。
元からそんなに来ないが。
次の出発時刻までヒマなので、物販コーナーでことでんグッズを買ったり、ホームにざっくばらんに侵入して、レトロ車両の撮影会したりで、時間を潰す。
高松駅近くで、お土産買うて、帰りましょ。
濃厚な、うどんサイクリング旅でした。
【おしまい】