ゴールデンカムイ聖地巡礼バスツアー2022(帰宅編)

札幌駅でバスツアーは無事終わったが、さあ、すぐ帰ろうとはいかない、羊好大尉と山猫少尉。

当初の予定では、こっからさらに『サッポロファクトリー』に行き(ここもマンガで舞台になった)、時間ギリギリまで札幌巡礼するんじゃー!という強行軍予定だったが、

「・・・今回の旅でも、皆さま、各地で少しずつ未練が残ったり、行けなかったところがあったと思います。それが北海道をまた訪れる動機になると思いますし、その時に何かのお手伝いができれば、幸いです」

という、添乗員さんのステキな言葉に、羊好大尉も山猫少尉も、ハッと胸をつかれた思いになった。
ギリギリまでスケジュールを詰め込むだけが、旅の良さではないのですね。
少しずつ、なにか未練も残して、次の楽しい旅行につなげていく。これが大人の旅行なんですよ。

恥ずかしい。せっかく遠いとっから来とんねんから、ギリギリまで旅程を詰め込もうとしていた、なんだか貧しい心が恥ずかしい!

というわけで、今日のところは、旅の疲れもあるんだから、美味しいモン食べて飲んで、早めにホテルに泊まって寝て、明日のフライトに備えましょう、ということになった。

夕方にホテルにチェックインし、小1時間したら、夕飯に繰り出しましょ。
私は、予約してたホテルに荷物を放り込み、すぐに大浴場で夕風呂。
なはーー、😮‍💨きもちよかーー。
旅の疲れが抜けてくなー。

1時間後に、札幌駅で山猫少尉と合流。
美味しいお寿司を食べたいね、ということで、『根室はなまる寿司』に行く。札幌駅ビル内の商業施設にあるし、楽で良いからね。
ところが、案の定というか、はなまる寿司は長蛇の列で、1時間待ちの予定。
「それじゃ、まずパフェ行って、スイーツとコーヒーで時間つぶししましょうよ!」
と、山猫少尉。しかし、パフェは、ご飯の後に行くつもりだったのでは?締めパフェやー!言うてたやん。

「もちろん、締めパフェも行きますとも。それとは別件で、この近くにある大丸の中のパフェに行くのです。パフェの間に寿司挟む、という作戦なのです」

パフェ→寿司→パフェなん。それはまた、新しいというか、恐ろしいというか・・・。
「パ・ス・パ、という新たな文化ですよ!新しい風を吹かせましょう!では、レッツゴーー!」
新しい風に乗り、『パフェ佐藤』で、コーヒーを飲む。
もちろん、映えパフェも注文。
あ!?美味しい。
「コーヒーもちゃんと美味しい!行き当たりバッテリー、炸裂ですね!」
と、ごきげんな山猫少尉。

コーヒーを飲み、パフェをペロペロ食べながら、旅の振り返りやら、次の旅行プランとかを楽しく話し合ってたら、あっという間に1時間は過ぎ。
でも、まだはなまる寿司からの順番待ち電話はかかってこない。

結局、2時間は経った頃、ようやく入店の順番になった。
それまでも、ベンチでゴールデンカムイの考察とかでおしゃべりしまくってたので、疲れながらも寿司つまむ。

美味い!さすがのはなまる寿司。
ネタにハズレなしや。

食い終わり、さすがに締めパフェにいく気力はなく。
そのまま、早めにホテルに帰る。
明日は、新千歳空港でお買い物もせねば。

5日目。

札幌駅で山猫少尉と待ち合わせ、朝からシン・千歳空港に向かう。

今日は、千歳空港で遊んでお土産買って帰るだけ。
11時40分のフライトだが、9時30分には空港に到着。

「さー、お買い物しまくるですよー!」
と、各地で散々買い物しまくってたクセに、山猫少尉はブンブン腕を回している。

私は北鎮記念館でハアハアいいながら自分の買い物した以外、ほぼ土産物買ってない。
頼まれもんもあるし、私も買うですよー!

2人して、クリスマス前の米兵みたいに、あれも買いコレも買い。

途中で、甘いものが食べたくなり、牛乳フロートとコーヒーフロート食うてみたり。

「牛乳フロート🥛美味しい!よし、さらに元気なった!さー、お買い物の続きやー!」
と、土産物コーナーに突撃していく、山猫少尉。
その1m後方を、慌ててコーヒーフロートをごっくんした羊好大尉が続く。

・・・あっという間に1時間が過ぎ。

「さすがに、そろそろ預かり荷物のチェックインしましょ」
と、土産物でパンパンになったスーツケースを重そうに引きずる山猫少尉。

そうですな。私も買うモン買えたし。
ホントは、もうちょい時間あったら、空港メシを食いたかったんやけどなー。

我々が乗るピーチな航空🍑は、予定通りにゴリっと遅延のもよう。
ピーチな航空らしいなー。

気がつけば、さっきフロート食うてたのに、ソフトクリーム🍦をペロペロやりだす、アホな2人。

ゴールデンカムイの単行本加筆修正について、ニャーニャー言いながらおしゃべりしてたので、特に待った感はなく。
40分遅れで機内に乗り込む。

「行きのフライトでは、羊好大尉が真ん中席でカワイソウだったので、窓側譲ってあげます。」
と、窓際に追いやられて、壁面にムギュッと追い詰められてジタバタしてたら、スマホがスポっ!と隙間に落ちこんだ。

・・・?あれ?スマホない?なんで?
手を伸ばして拾おうとジタバタするが、大きな羊(デブ)なので床に手が届かない。
ハンプティ・ダンプティの悲哀を感じて泣きそうになっていると、
「なにしてんですかー。ワタシがとってあげるから、なるべく身を細くしてください」
と、山猫少尉が器用に足を伸ばして引っ張り出して、なんとかスマホを拾ってくれた。

空の下に落っこちたかと思った、ンなわけないでしょ、とか2人でワーワー言うてたら、あっという間に関空到着。

関空快速に乗り替えて、京橋駅へ向かう途中も、
「一緒にツアー行ったひとたちのTwitter追っかけて、グレードアップした別ホテルの感想とかツアーの感想とか見てみよ!」
とか騒いでたら、これまたあっという間に京橋駅到着。

前々乗り入れたら5泊5日の旅行は、なんとか無事に終わったのでした。

あーあ、楽しかった☺️

【おしまい】